log slicing system

 家の土台を回し終えたあとはしばらく工事を中断していました。

というのは、この大掛かりな装置を作っていたからです。
念願だった「チェンソー製材機」、ついに完成しました。
これからは大引き、柱、ログ壁材など、比較的短い長さの材をたくさん太鼓引きにしていきます。
これをやるのに、その都度墨打ちして、フリーハンドでチェンソーで割いていくと、とてつもなく時間がかかります。そこでどうしても欲しかったこの製材システムをとうとうハンドメイドしました。

4mの角パイプで構成されているレールの上をチェンソーを横に滑らせ、隣に固定した丸太をスライスしていきます。こうしたシステムはスチール社から既製品も販売されていますが、定価で80万円以上もします。ですので、自分でセルフメイドしてしまう方がけっこう世間にはいらっしゃいます。私も、そうしたものをネットでいくつか調べさせてもらい、自分なりのオリジナル設計でつくりあげました。

材料は、主な構造材として6センチの角パイプを使用。レール長は4m。ポスト部は地面に突き刺してコンクリートで固めてあります。パイプのジョイントは着脱式のものにして、細かな変更に対応できるようにしてあります。

チェンソーのスライドシステムはいたって単純です。チェンソーのガイドバー固定ナットをロングのものに交換し、厚みのある板をそこにボルト留めします。その板を2本のレールの上に橋渡しするようにのせます。チェンソーとレールのつなぎにおいては、カット中にガイドバーが少しでもぶれてしまうと水平に切れなくなってしまうので、そのガタをなくすことが大切です。大抵のシステムでは、1本のレールにローラーつきのチェンソー固定治具をつけていますが、その構造と製作はやや骨がおれます。シンプルにこの問題を解決するために、支点を2つにわける、すなわちチェンソー保持のレールを2本にすることとしました。

チェンソー刃の動線は一定なので、カットするラインの調整は、丸太を上下させます。丸太をしっかり固定させて、しかも微妙な調整を可能にするために、自動車のパンタグラフジャッキをつかったシステムをつくりました。写真のように、ジャッキを2つつなげてひとつのハンドルで同時に上下するようにしてあります。丸太の固定は、上にギザギザの刃のついた2つのクサビの間にのせるだけです。丸太の自重でその刃にくいこみ、しっかりと座ってくれます。

若干の改良の余地はありますが、試運転での感触は極めて良好でした。なにより、まっすぐのラインをひくのにまったく神経を使う必要がありません。製作に要した費用は4万円ほど。もっと長い丸太を製材したいときにはレールを延長させて対応できます。

今日もまだ台風の余韻を感じさせる天気ですが、明日からはこれでバンバン仕事がはかどります。
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