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夜中の大騒動でした。消防車が3台、レスキュー車1台に消防団の積載車も3台が駆けつけて静かな田舎の集落はもう大変な騒ぎになってしまいました。原因は我が家のボヤ。

おとといの夜、家族みんなが寝静まっている中、私もぐっすり寝込んでいたはずが、なんだか煙たくて目がさめると家の中がもう煙で充満。で、キッチンストーブの煙突が出ているあたりからはパチパチと木が燃える音。もう瞬間的に飛び起きて叫びながら消火用のホースを取りに外へ飛び出しました。

というのは、何がおきているのかは、普段頭の回転が遅い私にしては珍しく超高速診断ができたからなんです。原因は前日の夕方の煙突掃除。

その日、いつも使っているキッチンストーブの火をつけたら煙突の詰まりでストーブ本体の隙間から煙が漏れだしてきたんです。それでは家の中が煙たくなってしまうんで、無理を承知でストーブの火をつけたまま煙突掃除をしたんです。掃除は屋根の上に登って煙突のトップからワイヤブラシを突っ込んでこすります。普通ならこそがれたススは下に落ちますけれど、この時はストーブの火が付いているものだから、上へ吹き上げられてきてました。まるで火山の噴火のようにです。それに混じってちょいちょい火の粉も外へ出てきてたんですね。

我が家はご存知の通り、草屋根。古畳に雑草が生えているんですが、冬の間にその草はすっかり枯れていたんです。そこに火の粉が落ちてくすぶっていたということです。掃除をした時には全く火の手はあがっていなかったのでそのこぼれ落ちた火の粉に対しては何にもしませんでした。それが大いなる油断でした。

そのくすぶっていた火の粉が折からの強風で煽られて火がついたと思われ、まずは屋根を焼いてぽっかりと穴をあけ(写真右側の穴=ブルーシートがのぞいてます)、その火はベランダの上の屋根と妻壁を外側からゆっくりと焼いていたんです。丸太づくりの我が家、丸太はそうそう簡単に燃えるものではないんですが、家で一番太い棟木がしっかりと炭化してしまうほど焼けております。

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運の良かったことに初めに燃えた屋根の穴が家の外の部分だったので家の内部はほとんど被害がありませんでした。逆に発見が遅れたということも言えますが、そこはもう不幸中の幸い。

それにあっぱれだったのは子供達。実はこの異変に一番先に気づいたのは小学3年の三男坊。煙で目が覚め、火事だとわかると冷静に隣に寝ている妹を起こしてハンカチを口に当てさせ、姿勢を低くして階下へ降りたということ。長男は、場所がわからずになかなか到着しない消防車を誘導するために通りへ出て、消防士を見つけるなり状況を端的に説明、スムーズに現場へ誘導してくれました。次男にあっては私が屋根に登り手持ちのホースで夢中で消化している最中に、作業がしやすいように長いホースを送り出してくれていたそうです。

今日はこれから警察と消防が来て現場検証を行います。火を起こした原因は私にありますから、私自身、学ぶことは多々ありますけれど、子供達にとっても非常に貴重な体験になりました。有事の際にいかに状況を判断して危険に対処できるかは年に1回の火災訓練だけではなんとかなるものでもありません。普段から自分の力で考えて行動することが身についていないといざという時には大人でもパニクるものです。うちの子供たちには全く感心してしまいました。

さあ忙しくなる田植えの前にこの穴をどう塞ぎましょう?

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先週末、息子のラグビー仲間が遊びに来てくれました。
ちょうどいいタイミングで近所のおばちゃんから廃鶏を頂いたので一緒に食べることにしました。

うちには今、老鶏が9羽いるんですが、不思議なことにまだ卵を産んでくれています。その子達も同じように廃鶏としてもらって来たんですが、ここの環境がいいせいか、廃鶏とされてからも3年以上産み続けてくれています。そうすると、だんだん可愛くなって殺せなくなってしまいます。

鶏は集団を作って生きる生き物なので、新しく入ってこようとする鶏を排除します。それは見ていて残酷なほどで、多くの場合は仲間に入れなくて死んでしまいます。うちのように昼間放し飼いにしている状況ではなかなか難しいわけです。

そんな事情もあり、今回いただいた鶏はもういただいて来る時から卵のために飼うのではなく、もうその日のうちに締めてお肉をいただこうということにしました。

うちでの締め方は道路工事用のコーンの先っちょをカットしたものを逆さにぶら下げ、そこへ逆さにした鶏を入れて首を出し、頚動脈を切って放血するというもの。これは命を頂く作業の中で一番難しくて大事な所なので私の仕事です。この時はやはり気分のいいものではありません。でもこの嫌な思いを受け入れ無くしては肉を食べる資格はないというのが基本的な思いです。

放血が済んだあとは子供達の出番です。
60度の湯に45秒その体をつけたあとは羽をむしります。

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長男の友達(中央)は初めてなのにビビっていません。さすがラガーマンです。

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2羽いるので2チームに分かれての羽むしりです。
それが終わったら内臓を取り出します。

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長男はこの仕事が好きです。お尻の方から手を入れて内臓を掻き出すのは大人の手では大きすぎてうまくいきません。実際、私がやった1羽は内臓が取りきれてなくて丸焼きにした時に焼かれた内臓が食卓の上に出て来てしまいました。

この晩は1羽はオーブンで丸焼き。もう1羽は部位に解体してフライパンで塩焼きにしました。

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写真嫌いの長女が一生懸命丸焼きの鶏にナイフを入れているのでこっそり盗撮。

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生まれて初めて動物を殺して命を頂いた彼。感想は「昨日のビザよりうまい!」。会心のナポリピザを食べさせた私としてはちょっとショックな言葉でしたが、それだけ命の重みを感じてくれたものと解釈。それはそれで嬉しかったです。自分の命が他の命に支えられて生かされていることを胃袋で感じてくれたことでしょう。