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2014.07.27 刃研ぎ考
apl121.jpg

この機械、自動カンナというもんです。アマチュア木工家になると必需品ともいえるアイテムですね。これは板の厚みを一定にしながら表面をきれいにカンナがけしてくれるものです。
私が使っているのは(メーカーさんには失礼ですが)安物の機械。ホームツールというブランドでナカトミ産業から発売されたAPL-121というもの。これ、すでに廃盤になっておりまして、当時の市場価格では37000円くらいでした。
一般家庭で使えるクラスのこの種の機械では、一番信頼性の高いのがマキタの2012NB(SP)ですね。友人がこの機械を持っています。APL-121と比べると、厚み調整の精度や全体の完成度などはやはり違います。大きな違いは、2012NBの場合は替え刃式なので、切削面が荒くなってくると、簡単にリフレッシュができるということです。マキタ製ですから、どこのホームセンターでも部品の調達はできますし、もしものときのアフターケアも安心。
それに比べて、私のAPL-121は研磨式の刃。研磨といっても普通の包丁とは違いますからやっぱり専用の機械で研がなくてはならないでしょう。ところがこのホームツールの機械、阿蘇界隈ではどこのホームセンターも取扱いがありません。刃研ぎをどこかに依頼するよりも、ちょっともったいないけど刃を替えてしまおうと、ネットでようやく探しあてて替え刃を購入したのが2年ほど前。4千円以上もいたしましたが、それも今では本体廃盤のため、替え刃も手に入らなくなってしまいました。
けっこう錆もまわってきたし、先のことを考えると、友人と同じ上級グレードのマキタに買い替えようかなあと浮気心がちらつきながら、「自動カンナの刃」「研磨」ということでネット検索してみると、やっぱりいるんですね、自分でやっていらっしゃる骨太のマニアさんが。その方、本来は使い捨ての替え刃タイプの刃ももったいないということで、治具を工夫して手研ぎしていらっしゃいました。
むっ、これならば自分でもできそうだ、
ということでチャレンジしてみました。

hatogi1.jpg

普通、刃物を研ぐ時には砥石の上に刃を滑らすんですが、機械刃のように直線と角度を正確に出さなくてはいけない場合は、逆に刃を固定して砥石を手に持つ方がやりやすいんですね。問題は、この刃をどうやって固定して、かつ砥石の動きに一定角度を保たせるかということです。そこで考えたのがこの治具。

30mmほどの杉板に丸のこで切り込みをつけただけのものです。
この刃は長さ318mm、幅19mm、刃の角度が40°でした。ほぼすべての電気丸のこは角度切りができるようになっていますが、通常、のこ刃に対して45°まで。40°のかんな刃の研磨面と杉板の上面の角度を一致させるには、50°で切り込みをいれなくてはならなかったので、そこはベースプレートの下に定規をいれて傾けてやり、なんとなく50°に近づけてやりました。
切り込み深さは刃幅よりもコンマ5mmくらい浅くなるようにしました。ほんのちょっと板よりも表面に突き出るように。まあ初めは少々適当に作って試してみようと思い、刃をあてがってみると、思ったよりいい具合にフィットしてくれました。

治具はクランプで作業台に固定し、あとは丁寧に研いでいきます。
砥石は中研ぎ用と仕上げ用を使って。

hatogi2.jpg

砥石を板の手前角にあてながら滑らせるのに少々慣れが必要でした。
高速回転する機械で使用される刃なのでけっこう硬い。かみそりレベルまでもっていきたいので慎重に。ですから研ぎにはけっこう時間がかかりました。でも2枚で30分間くらいでしたでしょうか。

まあこんなもんかという程度までいったのがこれ

hatogi3.jpg

本体に装着してテストした結果
研ぎ点数的には90点というところでしょうか。
初めのチャレンジにしては上出来でした。
刃物は何にしても研ぎができなくては道具としての寿命がありません。いくらいい道具をもってしても刃のメンテができなくては。逆に、少々古いもの、チープなものでも、刃のメンテナンスがきちんとできれば道具は粋として輝いてくれるものです。これであと10年はこの安物自動カンナちゃんも元気に活躍してくれることでしょう。


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kamo

 前回の浄水設備のつづきでございます。

 コンテナによる濾過能力はどうも芳しくない状態です。初めのうちは、コンテナ層を通過した水はけっこう水が澄んでたんですが、数日を経過した後は水がにごり、排水特有の臭いも残っている状態になっています。そんなに簡単に濾過層が詰まってしまったのかなあと思案している最中ですが、とにかく水は毎日どんどん流れ出てくるわけでしたので、次の排水池づくりに着手しました。

 池はコンテナエリアから通路を挟んで5m離れた場所に作りました。ユンボとシャベルで穴を掘り、防水用に5m四方のブルーシートを敷き込みます。次に大きめの石を池の内壁になるように積み上げていきます。人力ではとても動かせないような大きなものばかりでしたので、これもユンボで。石の積み上げはパズルのようでなかなか難しいんですね。小さいものならばちょいっと手で動かして組み替えられるんですが、このサイズとなると時間もかかる。けれど、ちょうどオーストラリア人のウーファーさんも居たので2人3脚でどんどん進みました。底には万が一でもシートに穴が空かないように砂と砂利を10センチほど敷きつめます。最後には岩の間に、田んぼで余った稲を植え付けてデコレーション。とてもいい感じの池が完成しました。

 その池と、コンテナ層からでてきた排水を塩ビパイプで接続し、池にちょろちょろと水を流し入れ始めた矢先に、隣町で田んぼをやっている友人のO2ファームさんから電話がかかってきました。
「Shuちゃん、今年もカモいる?」

 O2ファームでは、合鴨農法といって、除草剤を使わずにカモのひなを水田に泳がせて雑草をとっています。そのカモちゃんたち、今年の春に生まれ、まだ小さいうちからこの田んぼのお仕事に重大な任務を背負って活躍してきたわけなんですが、活躍できるのは1シーズン。大きくなってしまうと、稲を倒してしまうので次の年には使えないんです。ですから、気の毒なようですがその後は次なる運命を模索しなくてはいけません。
 メリーモントではここ数年、毎夏にこども対象のキャンプを主催してます。その中でのメインイベントとして、鶏(カモも含めて)を解体してそのいのちを食べることをしてます。その大切ないのちとして以前もO2ファームのカモさんに来てもらったことがあります。

 この時期、稲の生育のいい彼らの田んぼではすでに除草を終えたところでした(わが田んぼはまだまだ除草の真っ最中ですが!)。うちではちょうど排水池も出来上がったところ。なんと絶妙なタイミングでしょう。しかしその電話を受けたのは先日の台風九州上陸を前日に控えた9日。先方としては、この台風でやられるであろう、カモちゃんのために囲ってあるネットを撤去したかったのです。とってもありがたいお話なので、その風雨吹き荒れる中をカモちゃんを迎えにいきました。

 その後無事に台風が過ぎ去り、早速に池の周りをカモちゃん用にネットで囲い、出入り口の扉も作り、夜用のシェルターも完成。今はちょっと臭い排水池の中を元気に泳ぎ回っています。今年の秋から冬にかけての貴重な我が家のタンパク源に育てるために、今はくず米をあげて肥やしております。ただ、あのつぶらな瞳を見るとナイフを持つ手も躊躇してしまうんですけどね。これもいのちの勉強です。
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