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2014.01.27 伐採入門
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山の手入れのなかに、「間伐」というのがあります。野菜でいえば間引きにあたるもので、残す木をより大きく育てるために樹勢の弱いものを切ることです。その間伐のなかでも、チェンソーを使わずに手のこと竹べらで皮だけをむいて立ち枯れさせる方法があります。これを皮むき間伐と言っています。メリーモントでは一昨年に、関東でこの間伐方法を学んだ移住仲間にこども向けの間伐教室を開いてもらいました。そのヒノキを今日伐採することにしました。

伐採するのは、家の南側にある5本のヒノキ。これからこのエリアはプチ菜園にしたり新たな薪小屋を作ったり、いろいろ素敵な計画があるので、造成にむけてきれいにしておきたいところなんです。せっかくの機会なので、最近エネルギーをもてあまし気味の次男に声をかけ、伐採入門教室をおこなうことにしました。

ぼくもプロの山師ではありませんが、これまで自分の地所の木をかなりの数伐採してきているので、それなりに教えられるところもあります。立木を切るときにはまず倒す方向に受け口を切るのですが、これが倒れる方向を決める大事な作業。これは先にぼくがやり、追い口を切り込んでいくのをチェンソーを一緒にもって体験してもらいました。木を切るのはチェンソーですが、倒すのはクサビです。切り終えた木はまだまっすぐに立っているんですが、クサビを打ち込んでいくと木は少しずつ傾き、やがて自重で倒れていきます。

今日、クサビ打ち込みの作業はすべて次男の仕事でした。まだ若いといっても自分よりもはるかに大きな樹木を倒しきった彼の顔はなんとも満足気。こどもの学びにとって、この達成感というのはとっても重要ですね。倒したあとには枝をきれいに全部払います。この枝はすでに完全に乾燥してますので、キッチンストーブでの調理に使うため大事にとっておきます。ふつう、市場へ搬出されるのは丸太だけで、こうした枝はすべて山へ置き去りになります。しかもけっこう邪魔になるので伐採現場ではやっかいもの。しかしいわゆる里山として生活空間に密接している山ではこうした枝も貴重なエネルギー資源としてその命を全うすることができます。

さて、これまでちょっとびびってチェンソーに奥手だった次男が見事に初伐採を成功させることができたのは、じつはバッテリーチェンソーのおかげでもあります。

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これ、チェンソーマニアの私がまた新しく手にいれてしまった最新式の電気チェンソーなんです。でもけっして贅沢してというわけではなく、現在おこなっている屋内での内装作業をおこなう上での必需品なんです。これまでは屋外での丸太加工でしたのでエンジンでもなんら問題なかったんですが、住み始めてからというもの、家の中で柱や梁などにチェンソーで加工すると、その排気ガスの臭いが換気しても1時間以上消えないんですね。そういう理由で購入したこのスチールのバッテリーチェンソー、MSA160C-BQ。新開発の極小カッターは切れ味もよくて直径30センチのヒノキ伐採でもストレスをほとんど感じさせないすぐれもの。しかも静か。モーターなのでもちろんアイドリングの騒音もない。不快な振動もなし。この静粛性というのは、不慣れな人が伐採というちょっとどきどきな作業をする場合は重要な安心材料になります。エンジンというのは慣れた人にとっては気分を高揚させるものですが、反対の場合は不安をあおります。次男もこのおかげで落ち着いてゆっくり作業ができました。これから薪ライフにチャレンジするチェンソー初心者や女性にもおすすめですよ。
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昨年からこつこつと熟成しつつある我が家のトイレ。
これは先日天井に取り付けたトイレの中の灯りです。やっぱり全部ハンドメイド。
ハンドメイドといっても、いわゆる灯具を作ったということで、電球やらLEDまで作ったということではない。まあ、自分でできうる範囲での手作りということです。

ベースは丸太の輪切りから削り出し、そこに電球ソケットを固定。カバーガラスはホームセンターで見つけた観賞植物を入れるちっちゃなガラスポット。この切り細工のようなポットの縦ラインが光のラインを放射状に放ち、けっこういい感じになってます。

本題はこの中の電球。これ実はトラック用の電球なんです。トラックのボディの横についる車幅灯とよばれているランプ用のもの。直流24Vで光るLED。10W相当の明るさで消費電力はわずか2W。

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これまで仮設で使っていた我が家内の明かりは、交流100Vの一般的なLED電球。よく電気屋さんにも売っているやつです。でもこれを使うためには、ソーラーで発電してバッテリーにためてある直流24Vをいったん交流100Vに変換しなくちゃならないんですね。その装置がDC-ACインバーターというもの。でもこいつがそれだけでけっこうな電気をくうんです。今使っているのは2000W出力の大きなものなので、常に最低30Wは消費していると思われます。さらに交流に変換することで電気的なロスが10%くらい生じるので、たとえばこの2wの灯りをつけるために2+30+0.2=32.2wの電気を使うことになるんです。これだといくらLED化してもちょっともったいない。

これ、たくさん電気を使っている状況だと、まああんまり気にするレベルの数値じゃないんですけど、ソーラーが発電していない夜間にはけっこう重要になってきます。夜間はバッテリーに蓄えられた限られた電気に頼るわけです。とくに寝ている間は活動しないですから部屋には薄明かり程度のナイトランプくらいあればいいです。問題はトイレです。夜中でも家族7人が1回ずつ用を足しに起きたとすればけっこうな頻度でトイレの明かりをつけます。そのために夜中じゅうこのインバーターの電気をいれておくと、30Wもばかにならない消費量になっちゃいます。

で、そのインバーターを介さないで灯りをつけるために電灯器具の総直流24V化をおこなっているんです。ただ、これが難しい。そのランプがなかなか見つからないんですよ。まあ当たり前ですね、家の中で直流24Vの電気を使っている家庭なんて日本中何軒あるかわかんないですからマーケットとしては極めて狭い。家庭用のものはほとんど皆無なんですが、実は船舶用やトラック用にはあるんですね。船舶というのは電力会社から電気を引き込めない状況ですから、車と同じようにエンジンのエネルギーを一部電気にかえてバッテリーにストックして使う訳です。しかも、家庭用と共通して使えるE26という口径規格の電球がけっこうあるんです。これ、漁船が夜に漁をするときに作業灯として甲板を照らすものなんですね。真っ暗な海上で使うものなんで、明るければそれだけいい、ということで家庭用にはちょっと明るすぎるけれど、それでもよく調べればそれなりに使えるものが見つかります。

あとはこのトイレにも使ったトラック用。トラックというのはエンジンも普通車よりも大きいですから、通常24Vのバッテリーシステムになっています。ですから、そのルームランプやヘッドライト用の電球なんかも使えるわけです。ただ、自動車用というのはソケットが特殊形状していますのでDIYで工作するにはちょっと向きません。その中でも、このトイレに使った車幅灯用の電球はBA15sという規格で、ソケットがシンプルな形、電球もオーソドックスな豆タイプなので工作向きです。

そんなこんなで下調べに相当な時間を費やしてソケットやら電球やらは非常にマニアックなネット店で購入。部品が揃うまでは大変でしたけど、実際の制作時間はたったの1日。仕上がりはごらんのとおり、まあまあ。DIY感たっぷりのオリジナルオフグリッドライトの巻でした。
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みなさま、遅ればせながら新年あけましておめでとうございます。
新年早々、更新を怠っていたブログトップはスポンサー広告に占拠されてしまいました。
今年は2週間を空けないようにと思いつつ、幸先のよくないスタートになってしまいました。

ブログはそんなかんじでございますが、生活の方ではなかなか心地の良い冬を迎えています。
この冬はなんといっても新居での初冬です。
断熱の施行、丸太組みの隙間の処理など、冬に快適な暮らしができるよう、これまで相当な神経とエネルギーを使って作り上げてきた成果が試されるこのシーズンです。いまだにドアの隙間があったり、壁にも細かいところが隙間だらけで、とりあえず風は吹き込まない程度の仕上がり段階ではありますが、それでも暖かいんです、この我が家!
これ、やっぱりふんだんに使った木のおかげです。これまで住んでいた借家は断熱材も入っていないようなぺらぺらの家で、いくら薪ストーブを焚いても廊下は平気で零下になるような家でした。そこで6シーズン我慢した冷え性の妻は、なにはともあれ冬に暖かい家を、というのが絶対唯一のリクエストでした。
前述ように、いまだ隙間から冷気が忍び込んでくる状態ですが、それでも家全体がふんわりと暖かいんですね。丸太の構造材と厚い杉の壁板、それに壁内の羊毛、それに床下のもみがら燻炭が、ストーブで暖められた空気の熱をたっぷりと吸収しているのが実感できます。夜になっても室温が急激に変化することはなく、夜中でもこども達は布団をけとばすこともあるほどです。
この4年弱にわたって頑張ってきたことがようやく報われたような安堵感でほんとうにほっとしています。

今年は家の中をより住みやすいように工事を進める一方で、周辺の整備も楽しんでいこうとおもっています。これまでやりたくてやれなかった畑や養鶏もすこしずつできそうです。土地全体のデザインというところは、やはり住み始めてからでないと具体的な構想が進まないんですね。ですから、そういった部分にも手を伸ばして、生活全体をデザインしていく楽しみが今年は待っていると思うとわくわくします。

このブログを楽しみに読んでくれている方々にはご心配をおかけしない程度にご報告できるようがんばっていきますのでどうぞ本年もよろしくお願いいたします。
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