2013.06.30 ドアもDIYです
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九州はほんと雨がよく降りますね。
全国の天気を見ると梅雨前線がかかってるのは九州/四国地方で、関東あたりはこれから1週間ほどはほとんど晴れマーク。わずかな緯度の違いでこうも気候がかわるもんですね。ここ1週間ほども毎日雨、雨、雨。昨年の豪雨災害があったのはこれが続いた梅雨末期の日でした。昨年がものすごい雨量でしたから、今年はそれほど降らないかなと思ったりもしましたが、そうは甘くはありませんでした。

この天気、ここ阿蘇でも極地的な特性もありまして、このメリーモントがある外林山の峰は標高800m。同じ町でも駅のある近辺は標高500m。この300mの違いは大きくて、このしぶーい天気が続くこのシーズンに麓の町から我が家のある山を見上げると、そこはばっちり雲の中に隠れているんですね。そんなとき、この我が家は全くの霧の中。霧といっても極小の雨粒を含んだ雲の中なので、ものすごい湿気に包まれてるんです。こんな天気が建築作業にとっては一番やりづらい。なぜかといいますと、普通の雨でしたら屋根がそれを防いでくれるんですが、この濃霧というのはどこからでも入りこんできてすべてのものをびっしょりと濡らしてくれるんです。建材も工具も設計図もトイレットペーパーもなにもかも。それが1週間乾かない。せっかく張った床板もかびが浮いてきちゃったりしてますが、いかんせんなんともしがたい状況の中でなんとかやっております。

さて、家のほうは友人の加勢のおかげで外壁の板張り作業は無事終了。今は残った開口部を埋める作業をしてます。主に2階の窓とドアづくり。1階部分はほとんど引き違いの窓/ドアでしたが、今作っているのは開きのドア。「開き」というのは、蝶番で横が留まっていて、ドアノブを捻って開けるやつです。いわゆる洋式のものですね。引き違いタイプとこの開きタイプ、違いというのは、引き違いのほうがレールの上をそのものがすべっていくので窓やドア本体へのストレスが少ない。開きのタイプは、片側から重たい本体を無理して支えてるので、構造的にはけっこうストレスがある。けれど閉めた時の気密性はいいんです。ですから、この2つのタイプを場所によって作り分けています。

今作っているのは、2階の大人の寝室からテラスに出るためのドア。写真のものがそれです。
基本的な構造としては、木枠を作って中にガラスをはめ込んであるものです。室内から外の緑やログキャビンがよく見えるように大きなガラスを使いました。これまでもガラスをはめ込んだ窓をいくつも作ってきたので、ようやく作り方のコツが分かってきました。一番のコツは、ガラス周りの溝にはゆとりをもたせること。このサイズの場合、周囲ぐるりと1.5mmが余分にもたせる空間。窓の厚みに対しては0.5mm。これまで、このちょうどいい具合がわからず、きちきちに設計してしまったせいでガラスを数枚割ってしまいました。はじめから隙間を設計にいれるというのはけっこう難しいものです。というか、変ないい方ですが、勇気が要る。きっちりぴったりのほうがわかりやすくて作りやすい。けど、一歩間違うとガラスが割れたり組み上げられなかったりする。

こういった大きいドアなんかを組み上げる時に活躍するのがクランプという道具。板を作業台に留めたりするのもクランプですが、木工品を組むときに締め上げたり固定しておいたりするのにも使います。建具を組む場合はとても大きいクランプが必要になります。私が使っているのは「ポニークランプ」というアメリカ製のもの。日本製のものはあんまりいいものがないんですね。今どきDIYで建具をつくる親父なんて日本にはあんまりいませんよね。そこはDIY大国のアメリカにおおいに分があります。

このポニークランプ、ひとつ2000円。プラス、どこにでもあるガス管をあわせて使いますので、使いたい長さのガス管を用意することで、どれだけ長いクランプにも変身します。そこがコストリーズナブルな優れものの所以。これを扱ってるのがオフコーポレーションというネット販売の会社。日本の市場にはなかなか出回らない、アメリカ製の優秀な木工用電動工具類を輸入販売している、ありがたい会社です。(この前うっかり購入代金を滞納してしまったのでここでちょっと宣伝させてもらいます)

建具本体が歪まないように、ほぞはタイトに作りますので、組み上げるときにはこれが必須です。とくにガラスを仕込む場合にはハンマーなんかで打ち込むと衝撃で割れてしまいますから、このクランプでぎりぎりと締め上げて組む訳です。

こうして組み上がったのがこのドア。
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計画的な隙間のおかげで狙い通りぴったり収まったガラス。
これにオイル塗装仕上げをして、ドアノブなどの金具をつけると出来上がります。
DIYでもこれだけ立派なドアができるんだぞ、威張れるようなドアにしたいですね。
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