2012.12.25 エコサッシ
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 旧型のノートパソコンがついに動かなくなってしまい、ブログの更新もひと月以上滞ってしまいました。
 壊れたノートPCは10年ほど使っていたので寿命でしょうか?今は、それよりさらに以前に使っていたデスクトップを引っ張り出してなんとか働いてもらっています。その年寄りデスクトップPCは健全なんですがなにせ時代のスピードについていけず、インターネットは恐ろしく遅くなっています。電脳世界の進歩はいいんですが、古いものをすべてゴミにしていく文化というのははかなさも感じます。

 さて、12月にはいり、いよいよ本格的な寒さにしびれながらの建築作業ですが、床の仕上げと壁づくり、建具づくりを平行して進めています。

 建具の中でも、ガラスをはめる木製窓枠は、時間と繊細な技術が必要になるので、建具屋さんに頼んでしまおうかどうしようかと悩んでいました。ガラスはすべてペアガラスなんですが、それらはすでに中古でサイズもばらばらなものを手に入れてありました。しかしいろいろとかかる費用などを考えつつも、結局、「そこだけ外注?」というのがいやでフルハンドメイドすることにしたんです。

 木製サッシづくりでまず難関だったのが、材料の入手です。これまで、製材された木材は製材所で手に入れてきました。木製サッシはいうまでもなく、きちんとした乾燥材でなければいけません。作った後に収縮がおこると、隙間ができたりねじれや反りによって、悪くするとガラスが割れたりしてしまいます。お世話になっている製材所では、乾燥設備は持っていないんですが、頼めば製材したものを付き合いのある乾燥所に回してくれます。しかし、木材は乾燥すると必ずねじれ、反りがでますから、サッシとして使うためには、乾燥後に直角と面をまっすぐだすために「修正挽き」をします。それには私が持っている道具では不可能で、大きな設備をもっている製材&乾燥所に頼むしかないんです。

 そして見つけたのが、なんと木材を温泉の地熱で乾燥している「小国ウッディ」でした。小国は阿蘇の最北に位置する町です。温泉が豊富で、全国的にも有名な黒川温泉もここにあります。ここで扱う木材は、小国杉といって、良質な木材として有名なブランドものです。家一軒分のすべてのガラス窓のサッシ用木材を見積もりしてもらうと、思ったよりも高額(9万円)になってしまいましたが、化石燃料を全く使用しない乾燥材であることに惹かれ、奮発して購入を決意。

 その高級材を使って作った第一号の手作り窓がこの写真なんです。これはキッチンのストーブの近くにある通風窓です。上部をヒンジで吊り、外開きになります。取っ手はまだつけてありませんが、木の枝をあしらおうと思っています。右下に一般的なローラーキャッチがついています。開いた状態をキープするのに働くのが右側面のアームストッパーです。これは普通、ドアの上部にとりつけるものなので窓の重さを支えるための構造にはなっていないのですが、これくらい小さな窓ならば大丈夫のようでした。左右用にふたつネットで購入しましたが、右側ひとつで十分でした。

 サッシづくりは、家作りの今までの作業の中で、最も緻密で正確なほぞ組みが必要とされるので、初めて「角のみ」という電動工具も使用しました。さらにオスほぞを切るため、刃が曲がらない「胴付きのこぎり」も初めて使いました。例によって本やネットで作り方のポイントをリサーチし、あとは実践のみ。トライ&エラーで徐々に腕をあげていくのに十分な量のサッシづくりがこれからも待っています。
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