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いよいよ1階床張りのための準備をすすめています。

この家の基礎は独立+地中梁なので、床下はコンクリートではなく、土です。
この土からの湿気が土台や床板へあがってきて木材を腐らせてしまうことのないようにしなくてはいけません。
布基礎やベタ基礎と比べると風通しはいいので、床下への雨水の流入を防ぐことが最大のポイントです。

その点、現時点ではまだ合格ではありません。
水が直接流入することはありませんが、家の裏側が山手になっていて、しかも水はけが悪い状態になっているので、床下の土が常に若干の湿り気を含んでいるのです。
本当は、そこは土がさらさらに乾いているくらいでないといけませんね。

先日、床板張りの準備のために、屋内に置いてあったすべての荷物や資材を外に仮設したテントへ運びだしました。土台下の地面の上には大量のかんなくず。このかんなくずは、ロフトの板を製材・加工したときに出たもので、しばらく放置してありました。

これをどう処理しようかしばらく考えたあと、その場で燃やして灰にしてしまうことを思いつきました。
清掃の手間を省くことと共に、地面の殺菌、炭による浄化、土台を含め建物全体を燻すことによる防虫効果などを狙った一石何鳥もの作戦です。

かんなくずはかなり地面からの湿気を含んでいたため、燃え尽きるまで相当な時間がかかりました。夜になっても燃え尽きず、その晩は泊り込みで火の番。そして翌日にはそのかんなくずはほとんどきれいに灰になり、想定した効果がえられたようです。

そしてきれいになった床下の見納め写真が上のものです。
床下は一応外からもぐりこめるものの、こうして全体を見渡せるのはこれでおしまい。
なんだかさみしい気がするというのも変ですが、思い出の写真を何枚も撮っておきました。

一方で、床張りのための準備は他にも着々と。

ひとつは、断熱材となる籾殻燻炭づくり。

kuntan.jpg

燻炭器を3台同時使用して、じゃんじゃん作ってます。
1台は友人から拝用しているもの。他の2台は私が買ったものですが、全部ホンマ製作所のもの。亜鉛めっき鋼板づくりの安価なタイプで1680円、ステンレス製の高級タイプでも2600円とかなりリーズナブル。ホンマの商品はメーカーのHPから直接オンラインショッピングできるので便利です。

この燻炭器というのは実にシンプルですがよくできています。
私も実際にやるまではどうやって籾殻が炭になるのかよく分からなかったんですが、やってみると案外簡単。中の火種がなくなってしまっても、いったん高温になった内部の熱は籾殻自体でキープされて次々と炭化していきます。空気は籾殻の山の隙間からちょうどいい具合に中に入っていき、じんわりと長時間に渡って燃焼し続けます。この構造、発明した人すごいなあ。

このお仕事の主任はわたしの母です。
建築仕事の中でもさほどの重労働ではなく、時間がかかるので私にかわって手伝ってくれています。
だいたい写真のひと山が炭になるのに要する時間は2~3時間というところです。

また一方で、床板そのものの加工も始めました。

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昨日は見事な秋晴れの1日でした。しかし台風が接近してくるとの予報で、立てかけて干してあった床板を急いで加工しました。
厚さをそろえるために自動かんなでかんながけしてくれているのが助っ人のタイチくん。

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かんながけされた板の側面に雇い実(やといざね)が入る溝を切っているのがわたし。

暑いくらいの秋の1日に、気合を入れてほとんどの板の加工がおわりました。
数日かかるような仕事量でしたが、けっこうやればできるんだなあと満足。

日没までほとんどノンストップで働き続けてたので夜にはへとへと。
元気をつけるために、数年ぶりのトンカツを頂きました。
ひさしぶりの豚さんのお肉の旨さにしびれましたあ~。

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2012.09.24
rice field

今年ももうすぐ稲刈りの時期です。

メリーモントの周囲の田んぼでも稲がたわわに実っているのを見かけます。

が、私にとってはあの7月の豪雨災害以来、ずっと杞憂がつきまとっていました。
わたしたちが使わせてもらっている田んぼは、メリーモントから車で40分離れた、阿蘇市というところにあります。そこはカルデラの北部谷にある広大な水田地帯の一角に位置します。周りは阿蘇の外輪山が取り囲み、360度のパノラマで周囲をぐるっと見渡せるとてもスケールの大きな場所です。

しかしその場所こそ、7月の豪雨災害で大きな土砂災害があった場所なのです。

先日、稲刈りを前にして、田んぼの様子を久しぶりに見にいってきました。
行く道すがらも、数え切れないほどの土砂崩れの現場を通っていきます。
道路自体は通行できるようになっているものの、まだガードレールは流され、流されてきた流木や巨石がごろごろとしている間を通っていく感じです。

私たちが使わせてもらっている田んぼの近くには、水源となっている川があり、豪雨時の氾濫のためにその川沿いにある田んぼの多くは全滅状態となってしまっています。

私たちの田んぼにもその日、土砂が流れ込んできていました。
田んぼに入れる水はその川から汲み上げているのですが、そのポンプがやられ、U字溝で作られた用水路も土砂で埋まってしまいました。

しかし、稲はそれでも生きていました。

田んぼに入った土砂の量は稲の足元を埋めるほどの量で止まっていたのが幸いでした。
そして、ポンプによる取水はできなくなっていますが、ひと夏中降り続いた雨のおかげで稲は生き延びることができたのです。

しかし、1週間前には台風16号が九州を襲いました。
この辺りでも相当な風雨でした。

ちょうど収穫前の稲は穂先が重くなっているので風に打たれると倒れやすくなっています。
それが心配でした。

車で私たちの田んぼに近づくと、倒れた稲の収穫をしている近隣の農家さんもいらっしゃいました。
コンバインではそうした稲を刈りきれないようで、コンバインが通ったあとも倒れた稲がそのまま寝てしまっていました。

さて私たちの田んぼは、とどきどきしながらそこに到着すると、写真のようにしっかりと穂をつけて立っていました。土砂の影響でいつくかの苗がやられて、間が空いてしまっている部分もありましたが、総じて無事でした。
ほっとしました。

あんなひどい大雨にあい、泥に呑まれ、水を絶たれ、そして台風の強風にあおられても、
それでもこうしてしっかしと生き延びていました。

それを想うと目頭が熱くなってきてしまいました。
穂先からモミをひとつぶ摘みとって割ると、中から白く光ったお米がでてきました。
それを口にいれて奥歯でかむと、口の中に甘さがじわーっと広がりました。
いつもの年よりなんだか余計にあまく感じた気がします。

あと2~3週間したら稲刈りです。
こうして生き延びた今年のお米の命です。
しっかりと大事に噛み締めて大事に繫いでいかなくてはと思います。


2f floor

しばらく前にロフトの床板が完成しました。
まだ端の処理はしていませんが、とりあえず床板は張り終えました。

写真中央の抜けている部分は階段部分になります。
階段はまだ作っていないので、今ははしごで上り下りしています。

階段部分をはさみ、ロフトスペースは、向こう側がこども部屋、こちら側がおとな部屋になります。
そしてその間は読書室。

向こう側のこども部屋には、屋根から抜けてきている煙突が見えます。
これは階下の暖房用薪ストーブからまっすぐに立ち上がった煙突につながります。

ロフトの床板を張り終え、すでに製材所には1階の床板の材料を注文しました。
1階の床板は2層構造になります。
35mmの、ロフトと同じ杉の床板が下層。70mm空間をとり、その上に仕上げの30mmの杉板を張ります。
その間には、断熱材としてもみがら燻炭をいれます。
もみがら燻炭は、自分で作れる最もローコストでローインパクトな優れた材料です。

さて、今はその床板を納めるための細かい準備をしています。
根太をうけるほぞをつくったり、土台や柱にに床板をさしこむ溝を掘ったりという作業です。

近日中に製材所から、注文したたくさんの板材が届く予定です。
かんながけや溝切りなど、時間のかかる板の加工作業が待ってます。

とりあえずの近況報告でした。
water pipe

今日はめずらしく残業でした。
日が暮れてもまだ仕事が終わらず、ライトをつけての作業、終わったのが夜の8時でした。

なにをやってたかというと、水道管の埋設工事です。

現在建築中の家には、町が管理する上水道を引き込みます。
湧き水や地下水なんかを使えるといいんですが、あいにくここは山の峰の上に位置するのでそのようないい水を使える場所にはありません。しかし、メリーモントのある集落の町水道の源泉は山の湧き水でして、ずうっと昔に集落の人々が皆で力をあわせ、そこからポンプを使って汲み上げて分配する設備を作ったのです。それが今では町の管理下になっています。法律上、一定量の塩素が投入されるものの、浄化の必要のない、とてもきれいな水です。

源泉の水は、このあたりで一番高い場所までポンプアップされ、タンクに貯水されます。
そのあとは各集落へ高低差を利用して流されています。各集落にはそれぞれタンクがあり、そこに集められてから、各戸へ給水される仕組みになっています。

各集落にある貯水タンクが、実はメリーモントの敷地内にあるのです。
ライフラインの自給を目標にしてはいる私ですが、水に関しては、以上のような理由で町水道を使うことにしています。もちろん雨水利用も平行してやろうと思ってますが。

その水道管の埋設工事を、この2日間にわたってやったのでした。

以前は、私は水道工事に関しては業者さんに頼むしか方法がないものと思っていました。
ここら辺の水道工事は、水道屋さんではなく、一般の建設業者が担っています。

そろそろ水道工事も考え始めなくてはいけないなあ、と思っていた頃、それまでもお世話になったことのある知り合いの建設業者さんに相談を持ちかけました。

私がDIYにこだわった家作りをしていることを知っているその建設業者さんは、「水道管だって自分で埋設できるよ」と教えてくれたのでした。法律上、業者さんしかやってはいけない部分というのは、メーターの取り付けだけなんだそうです。水道というのは、ここでいうと町が保有している水道の本管というものがあります。そこからあらたに使う場所へ水道管を引き込む場合、最寄の本管から分岐させて家へと引き込むわけです。

本管から家までの部分というのは、結局メーター以外は誰がやってもいいという訳なんです。

水道管自体はそんなに高いものではなく、作業自体もそれほど難しいものではありません。

一番大変なのは、その水道管を地面の下に埋設しなくてはいけないので、その溝を掘ることです。
埋設する意味は、凍結防止のためです。
メリーモントでは、真冬、マイナス15度まで気温が下がります。
建築においては「凍結深度」という言葉があり、それは最も寒い季節において、地面が凍る深さを表しています。水道管は、当然、その凍結深度より深く埋設しなくていけません。その業者さんや地元の大工さんなどにきいたところ、「まあ深さ50センチくらいに埋設すれば十分だ」ということでした。

しかし集落の貯水タンクから家までの水道管の総延長は50mにもなります。

その埋設のための溝を延々と掘り続けていたのでした。

冒頭の写真は、活躍するちびっ子たちとドイツ人ウーファー君です。
シャベルを手に頑張ってくれてますね。

ただ、深さ50センチの溝を50mも掘るのは相当大変です。
当然(といってはかっこ悪いですけど)小型のユンボをレンタルしてきました。

長男はユンボの使い手なので、ここはオレの出番とばかりに張り切ってユンボを操作してくれました。
ドイツ人ウーファー君もユンボの経験があり、今回は助かりました。

しかし最後の残業はやはりわたしの仕事。
2日にわたって溝掘りと、給配水管の敷設、そして土の埋め戻しをやり切りました。

意外と難しかったのが排水管でした。
給水管というのは、水道の圧力で水が押し出されるため、たとえ水道管が上下に波打っていても関係ありません。しかし、排水管の場合、地面に埋設した部分は始めから最後まで、ゆるやかな傾斜をつけなくてはなりません。一箇所でも登り勾配になってしまうと、そこで排水がたまってしまうからです。そのため、すべての箇所において水準器で傾斜を確認しながら深さを調節していかなくてはいけないのです。

仮埋設がおわって排水のテストをした際に、排水管の出口から水がちょろちょろと出てきたときには結構感動ものでした。わが家がまたひとつ「生活」に近づいた実感が湧いてきたのでした。

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