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薪小屋がいよいよ完成という段階にきています。
屋根はとりあえずアスファルトルーフィング張りで、仕上げはゆっくりと落ち着いてやろうと思います。
小屋本体はすべて完成していて、今日は枕木となる鉄パイプの設置作業をしていました。

今週末から始まるGW期間で、一気にこの薪小屋を満タンにするつもりでいます。
それに備えて、先日また新しい斧を購入してしまいました。

それがこの写真の、ヘッドがオレンジの斧です。
これはドイツ製で、BAHCO社のスプリッティングアックスという斧です。

これまでメインで使ってるのは、スウェーデン製で、グレンスフォシュプルークス社の大型薪割り斧です。これは斧身が1589gで、程よい重さと抜群の切れ味でとてもいい斧です。杉を中心に、ヒノキやケヤキなどの硬めの木でも直径20センチくらいまでならバンバン割れます。

それ以上の大径木になると、これまでは楔を使用して割っていました。
楔を使用すればどんなものでもほとんどは割ることができます。
ただ、少し時間がかかってしまうので、

「楔を使うほどではないけれど、グレンスの斧では割れない」、という微妙に手ごわいものを相手にできる斧がもう1本欲しいと思っていたのです。

そこで購入したのがこれで、
これは斧身が2850g。
グレンスの2倍弱の重量です。
グレンスのラインナップで最も大きいものは「薪割り鎚」で、斧身2360gです。それよりも500gほど重いわけです。ただ、グレンスの斧はその刃先の鋭さで切り裂くタイプであるのに対して、このタイプの斧は刃先は鋭くなく、斧身が非常に肉厚にできていて、衝撃とともに引き裂くタイプです。

この引き裂きタイプでは他に、類似した斧がスチール社やヘルコ社など、いくつかのメーカーで作られています。その中でわたしがこのバーコを選んだのは、単純に価格が最も安かったからです。価格が安いのにはそれなりの理由があり、それが価格差に現れているのですが、そのひとつが柄を保護するプロテクターがついているかどうかです。

薪割りをやりこんでいる方ならよくわかると思いますが、斧というのは非常に頑丈にできていて、斧身、いわゆる鉄のヘッドはちょっとやそっとじゃ壊れることはありません。刃先もまめに研いでいればずっと切れ味をキープできます。しかし柄は、それが木製であれば消耗品といえるほど、ダメージを受けて交換を要することが多いのです。その証拠に、ちゃんとしたメーカーは換え柄というのを必ずラインナップしています。

そして、その柄のどこが壊れるかというと、柄の先、ヘッドとの接合部に近いところです。わたしでも薪割りをしていると、頻繁にここを薪に叩きつけてしまいます。

グレンスの斧は、この部分をガードするために、硬い鉄のプロテクションを初めからつけています。これがなかなかデザインが良くてグレンスの斧を象徴するものになっています。

今回購入したバーコの斧にはこのプロテクションがついていません。実は、初めからそれを承知で、そのプロテクションを自作するつもりで安価なこの斧を選んだのでした。

プロテクションにする金属板は、ホームセンターでステンレス板を買ってきても良かったのですが、なにせホームセンターまでが遠いので、作業小屋にあった、ガルバリウムの平板を使うことにしました。これは屋根の板金に使った端材です。

色が濃茶で、シルバーの金属色でないのがちょっとためらわれましたが、まあこれもオリジナルの証。
板金はこれまでの作業でけっこうなれたもの。端を1センチの幅で折りこみ、角を処理。
柄にはあらかじめブチル系の強力両面テープを貼り付けておきました。これは、金属板を叩きながら曲がりをつけて巻きつけていくときに跳ね戻りを防ぐのと、柄を保護するクッション層とする2つの目的があります。巻き始めと最後には釘をそれぞれ4本打ち付けてしっかりと留めました。

両面テープと釘の両方で、思ったよりしっかりと固定することができました。
ちょっと残念だったのが、寸法の計測ミスなのか、巻き終わりの位置が予想より前方に寄ってしまったこと。
ダメージを受けるのが柄の前側であるので、巻き終わりはサイドの後ろ寄りにしたかったのです。
たぶん、金属板の端を1センチ折り返し、さらに柄に1周半させ、厚さ1ミリのブチルテープを使用したことで、メジャーを回して計ったその周径より実際が大きくオーバーしたためと思われます。

プロテクションを装着して試し割りをしてみましたが、意図的ではなく、さっそく柄をヒットさせてしまいました。プロテクションの前部が軽くへこみましたが、適度にショックを吸収してくれて、柄の木部本体には問題がないようです(といっても、外して見てみるわけにはいかないので想像ですが)。

プロテクションは本当はもっと硬い金属板がいいのですが、自作する場合にはこれ以上硬い素材では巻ききれません。まあ、ガルバよりもステンレスのほうが硬いので、薄くてもそちらのほうが相応しいかもしれません。真似して自作してみる方はステンでトライすることをおすすめしときます。

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この3羽のにわとりさんたちは、10日ほど前にメリーモントにやってきた子たちです。
メリーモントにはすでに5羽のにわとりがいました。今は8羽になって、日中は広い敷地を自由に歩き回って春のやわらかい青草をついばんでいます。

今月、次男が5歳の誕生日を迎えました。誕生日にはいつも手作りのご馳走でお祝いする我が家。肉好き次男の希望は「鶏のから揚げ」でした。

我が家は基本、菜食中心です。ですが、誕生日のような特別な日にはお肉や魚でお祝いします。そのときにも、その命に感謝して大事に頂くという基本姿勢は大切にします。

今はスーパーに行けばいつでもきれいにパックされたお肉が並んでいます。あまりにきれいすぎて、その肉のかたまりが、トクトクと脈をうって動きまわっていた生き物であるという感じさえしません。学校でも「食育」が大切と、いろんな取り組みがされていますが、どうもわたしにとっては肝心なところが抜けているような気がしています。

今回は我が家流の食育のよい機会でした。

誕生日のちょうど1週間ほど前に、阿蘇で有機農業を営む友人から
「廃鶏にするにわとりいらない?」との申し出をもらったのです。
彼は非常に優秀なファーマーで、とってもおいしい有機野菜をつくりながら採卵用の養鶏もしています。

彼のところで育てている鶏は、平飼いといって、鶏舎のなかで鶏たちが自由に歩きまわれる環境で飼われています。そして、群れをまとめる雄鶏も一定数おなじ場所で飼うことで、群れとしての安定を守るとともに、生命エネルギーのある、質の高い有精卵を生産することができます。

雌鳥は、生後半年ほどでおとなになり、卵を産み始めます。若いときには1日1個産んでくれますが、1年、2年と経つとそのペースが落ちてきて、2日に1個、3日に1個となってきます。そうすると、経営的には採算がとれなくなってくるので、タイミングを見て新しい雛と入れ替えることになります。入れ替えるにあたり、まずは今まで卵を産んでくれた鶏さんたちを処分しなくてはなりません。それを「廃鶏」と言っています。

彼のところでは今回、1歳を過ぎた鶏を廃鶏にするというというので、そのうちの3羽を頂けることになったのです。

彼の営む農場は車で40分のところにあります。そこへ今回の主役の次男とともに長男・三男もつれて3羽の鶏を頂きに行きました。しかし聞くと、今でも1日1個の卵はまだ産んでくれる元気な子たちだということで、肉としていただくにはわたしも少々もったいない気がしました。

次男に聞くと、それでもやっぱり「食べる」とにっこり。
それではまあ仕方ないと、そのままメリーモントに連れて帰り、翌日にこどもたちと一緒に絞めることとしました。

車中、狭いダンボール箱の中で、かさかさと動く音。
(こんな狭い中に閉じ込めてごめんね)と思いながら、我慢してもらい、ようやく着いたときには、
「だいじょうぶかなあ?」とみんな心配顔で覗き込みながら蓋をあけて出してあげました。
すると、初めての大空の下にとまどいながらも元気に飛び出してくれました。

こうなると次男もちょっと考えたようで、
「卵を産んでくれるあいだはここで元気に生きてもらおう」ということで一同意見一致。
から揚げになる(かもしれない)来年の誕生日まで、広いメリーモントで幸せな余生を過ごしていただくこととなったのでした。

「自分の命は他の命によって生かされている」
これが我が家流の食育の要(かなめ)です。

今回の出来事は、それをリアルに考えるいい機会となりました。
2012.04.22 山菜の王様
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「タラの芽」

都会にいる人にはあまり馴染みがないかもしれません。
わたしも阿蘇に移住する以前は食べた記憶がありませんでした。

タラの芽はタラノキの先端から春にでる新芽です。

タラノキはいわゆるパイオニアプランツとよばれるものです。
森林であったところが伐採されると、まずはじめに顔を出すのがこうしたパイオニアプランツです。

メリーモントにもたくさんのタラノキがあるのはそのような理由です。
ここも20年以上にわたってヒノキの人工林でした。移住したときには枝打ち、間伐のしていないヒノキで鬱蒼としていました。4~5年前にこれらの数百本の木を切り拓いたので、現在はタラノキの全盛期となっているわけです。

こどもたちも、春になればこのタラの芽がいつ出てくるかをよく観察するようになりました。
この数日間、まだかまだかと気にしていた芽がやっと開き、ベストの食べ時になりました。

タラの芽狩りの主役はやはりこどもたち。
わたしが指図することもなく、勇んで摘んで回っていました。
採れたタラの芽、夜に定番のてんぷらにしていただきました。

タラの芽はその奥深い味わいから、山菜の王様と呼ばれています。

摘んでくれたこどもたちも、取れたて新鮮な春の味に歓声をあげておりました。
こどもも魅了する山の恵みに魅了された一夜でした。
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この薪小屋の屋根に使用した野地板は、いつもお世話になっている製材所で買った、厚さ12mmの杉板。

製材所の板というのは安いんです。
原木の丸太をのこ引きしただけでかんな仕上げがしてありませんから、厚みに多少ばらつきがあったり、長さが不ぞろいだったりします。
だから施工するときにはちょっと手間がいります。

ただ、私の場合はそれを逆手にとって、規定よりちょっと長い材を端材をださずに長めの材が必要な部分にうまく使ってしまいます。そうやってランダムな材をうまく組み合わせてぴったり納めるのが気持ちいいんですね。

垂木に使用したのは45×45mm、長さ2mの角材です。
ほんとうは30×60mmの一般的な垂木材を使おうと思って製材所にいったのですが、製材所のおばちゃんに、「強度的には両方おんなじだよ、値段もね」と言われ、その場にちょうどたくさんあった45mm角のをもらってきたのです。

実際、施工してみて、それは正解でした。
強度は並べて比較してないのでなんともいえませんが、梁が丸太なので面が不ぞろい。その上に垂木を載せるので、垂木が転びやすく、たぶん30mm幅だと不安定になったでしょう。それに、野地板をその垂木の上で接ぐわけなので、野地板の端が垂木に載るのは15mmしかなくなります。これでは釘を打ったときにまず割れが生じてしまいます。

写真ではちょっとわかりにくいですが、幅13mのこの薪小屋は地形にあわせて扇型にカーブしています。
屋根を張るときにはそのカーブをつくるのに緻密な計算が必要で、少々時間がかかりましたが、張りあがったカーブ屋根の美しさに満足。とかく建築物というのは直線の構成になってしまいますが、その土地がもつ自然の地形や木々にあわせて人工物を調和させるというのが私流なのです。

この日は次男が一緒に屋根に上り、マイトンカチをもって釘打ちを手伝ってくれました。
これまで一番の働き手だった長男が小学校にあがり、「今度は自分」と意識して楽しんでいるようです。

2012.04.13 入学祝いに
pen case

この4月に長男が小学1年生になりました。
泣き虫でちっちゃい頃からわたしに張り付いていた子なだけに、感慨ひとしおです。

入学にあたっては、長女のときもそうだったのですが、これから学校で使う筆箱を手作りしてプレゼントすることにしています。

私が手作りするといえば、素材はやはり木です。

2年前に長女が入学したときにはホームセンターで買ったヒノキの板材を張り合わせてつくりました。

そして今回はメリーモントに生えていたヒノキの原木から作ることにしました。

使った丸太は、4年前に伐採して、屋外に積み上げていたものの中から、傷みの少なそうなものを選んできました。もう4年も雨ざらしになっているので、けっこう腐敗がすすんでしまったものが多いんですね。

それをまずは少し厚めにチェンソー製材します。

それを自動かんなにかけて厚さを均一にします。

今回作った筆箱は箱と蓋の2パーツに分かれています。箱の部分は、厚い板1枚を掘り込んで鉛筆を入れる部分と消しゴムを入れる部分を作ります。掘り込みにはルーターという機械と、鑿(のみ)を使いました。

その箱にヒンジで蓋をつけてから、マグネットを埋め込みます。

最後に柿渋で着色してから亜麻仁油で仕上げました。

入学式の日に間に合うように急造でつくった割にはいい出来上がりでした。

期待して待っていてくれた長男も満足してくれた様子で、今は嬉しそうにランドセルに入れて学校へ持っていってくれています。
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冬季受け入れを休止していたウーファーさんですが、
春になり、ホスト活動も再開しました。

今メリーモントにステイしてくれているウーファーさんは、関東からはるばるやってきてくれた「K」さん。
なかなか面白い女性です。

自然体で他人との間に壁をもたない彼女は、音楽業界で長いこと仕事をしていて、ふだんでもけっこうノリノリです。とくにうちのこどもたちと遊んでいるときはこどもが気持ちよくハイになっていくのが分かります。

そんな彼女がうちをウーフホストとして選んでくれたのが、「建築」に興味ありとのことで、少々びっくり。
なかなか男性でもセルフビルドしてみたいという人は現れないのですが、しかも女性です。

ただ、いろいろ聞くと、これまでに「非電化冷蔵庫」を自作してみたり、太陽光発電設備のワークショップに参加したりと、けっこう本気らしいのです。

それを知って嬉しくなった私は今、どんどん彼女に建築仕事にトライしてもらっています。

まずは薪小屋の建築。
これは彼女にはうってつけの勉強台です。
薪小屋は家ほどシビアに考える必要がありませんし、けれど大切な構造上のポイントはしっかりおさえられます。

私にとっても、「やる気」「興味」のある生徒は一緒にいて楽しいものです。
今後、定期的にメリーモントでセルフビルド講習会なんてものを開くのもいいかもしれないですね。
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きのうも、もりのこびと(自主保育グループ)たちがたくさん集まりました。
1歳から11歳までの総勢20名。

初参加のこどもたちもたくさんいたけれど、みんないきなり全開でとびまわっておりました。
メリーモントの森にすいこまれていくこどもたちを見て、自然の力だなあ、と微笑んでしまいました。

今回のメインイベントはふたつ。

「薪割り教室」と「よもぎだんごづくり」

もりのこびとではアクティビティの強制参加はありません。
「薪割りやりたい人~?」
「はーい!」
で参加者決定です。

こどもの特性も興味の対象もみんな違います。
おとなもそうですが、とくにこどもの発達においては、自発性がとても大切です。
その子がそのときにやりたいこと、チャレンジしてみたいことというのが、その子の発達において必要なことなのです。

こどもの脳というのは日々神経回路がめきめきと成長しています。
からだの成長というのは目に見えるものですが、
その動きをつかさどっているのが脳ですね。

脳はそれ自身が成長していこうとする力をもっています。
そして、その成長のために必要な栄養を手に入れようとします。
それが外からの刺激です。

こどもがどろんこを触ってぐちゃぐちゃになったり、ブランコを飽きることなく思いっきりこいだり。
ぐちゃぐちゃ感覚は皮膚からはいる感覚刺激。
ブランコにゆられる感覚は前庭器官からはいる感覚刺激。
それがその子の脳にとっての必須栄養素なのです。

発達も少し年齢があがっていくと、より難しい作業にチャレンジしたくなってきます。
薪割りなんていうのは感覚刺激と巧みな運動を組み合わせた作業ですね。
狙いどおりに斧を丸太の上に振り下ろすのはけっこう難しい運動技能を要します。
そして、薪が割れた瞬間に全身に響き伝わってくるしびれるような感覚は目標達成感で全身を満たしてくれます。
今回初めてチャレンジした子たちも、みんな最終的には目標の薪をきっちり割ることができました。

よもぎだんごのためのよもぎ摘みは女の子たちのお気に入りの作業でした。
ランチ後にお願いしてよもぎ摘みをしようと思っていたら、
高学年の女の子が「よもぎもう摘んでいいですか~?」
嬉しいことですね。
こちらが仕組まなくてもこどもがすすんでやりたいことに向かって行ってくれました。

ランチ後には2年生の女の子が頑張ってマッチで薪に点火。
ちびちゃんたちがゆでたよもぎを一生懸命に包丁で切り、
さらに白玉粉にそれを混ぜてこねまわします。
こねこね作業はこどもの専売特許。
おとなの私はできれば手をいれたくないけれど、こどもはもう楽しくてしょうがない。
とにかくぐちゃぐちゃ感覚が大好き。
でもまたこの感覚が彼らの頭に入って、脳の中でスパークするんですね。

飽くことなくぐちゃぐちゃやってくれたおかげで、ゆであがったよもぎだんごはこしがあって表面はつるんと、とっても美味でした。

もりのこびとたち、今日も一日、たくさんの刺激に包まれて、ご満悦の様子で山をおりていったのでした。
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