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roof 1stday

 昨日から屋根張り作業を始めました。

 これまで加工し終えた300枚の板を1枚ずつ実(さね)を入れながら垂木に釘で打ちつけていく作業です。一昨日には東京からいつも応援してくれている仲間が到着。それに私の親父も地上支援部隊として参加してくれました。

 屋根板はセオリーとして下から順番に貼り付けていきます。張った板の上に乗りながらさらに上の板を張っていく方が作業がしやすいですから。スタートは北側の一番下の列から。準備として垂木の下端に水糸を張って直線をとり、余計な部分をチェンソーで切り落としました。初めの一列目はこれから上に張り上げるすべての板の基準になりますから、厳密にまっすぐのラインとなるようにぴしゃーり決めました。

 家の建築においては、木材の刻みのようにひとりで淡々とおこなえる作業がある反面、組み上げ作業やこうした屋根張り作業などは、ひとりではとても効率の悪くなる作業があります。今回、私と仲間の2人は屋根の上にのぼり、板の打ちつけ担当。そして重要なのは親父の地上支援部隊。板はお互いをかみ合わせるための基本的な加工はしてありますが、それがうまくかみ合わさるように角を最終かんながけをしたり、板の端を直角に切り落としたり、さらにその板を屋根班に渡したりと多くの仕事で地上から支援します。

 普段はあまり一緒に仕事をしない私たち親子ですが、こうした一大作業のときにはやはり親父は頼りになります。あんまり認めたくないけれど、慣れた手つきで丸のこをさばいている姿を見ると似たもの親子と言われてしまいそうです。

 今日は朝からホワイトクリスマス。積もる雪の中、これから屋根張り作業の2日目です。今日はロッククライマーの先生に習ったロープワークでしっかり命綱をつけてがんばりまーす!
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 月曜日は曜日固定でメリーモントでの自主保育開催日としていましたが、もうかなり寒くなってきましたので、自主保育は先週をラストに冬休みに入りました。積もるほどではありませんが、すでに雪も降り始めています。日中も氷点下であることが珍しくない季節、積雪があるとメリーモントへの道は凍結してしまい、後輪駆動の車はここにたどりつけなくなります。

 そんなわけで今週の月曜日(昨日)は自主保育はありませんでしたが、そのかわりにはじめてのお友だちが遊びにきてくれました。友人の奥さんとお子さん、それにその友人の友人であるアメリカ人パパとその息子でした。彼らと会うのはまったく初めてでしたが、子育て同世代ということもあり、話せば共感するところも多く、とても楽しい一日でした。
 
 現在ラグビーに熱中している長男とパスの練習をしながらそのアメリカ人のパパに聞くところによると、彼はとりたて特定のスポーツはやらないけれどロッククライミングなんかをやるとのこと。それが私の頭にヒット! 実はこれから屋根張り作業をする上で、どうやって急傾斜の屋根の上で作業をしようかと案じていたところだったのです。どうにかしてロープで身体を固定しながらでないと釘打ちが出来そうもないのです。

 それからは早速ロッククライマーの彼を先生にプチロープワーク教室となりました。テーマは、「今メリーモントにある道具(ロープ類)で屋根作業時の身体固定、しかも上下移動ができるというロープワーク」です。私は何か特殊な装備がないと、上下に移動しながらそれを命綱にするという仕組みはできないのではと思っていましたが、2種類の太さのロープを使い、しかもとてもシンプルな結びを組み合わせることで安全かつ効果的なシステムが作れることを教わりました。

 「これは○○っていう結びかたでね、ここをこうやって通して」と英語でじっくり説明してくれる彼。ふんふん、けっこうシンプル、これなら使えるぜ!と笑みがこぼれる私。内心、(そうか、今日この彼がメリーモントに来てくれたという縁の意味はここにあったんだ)とまたしても縁の不思議に感謝。

 小さな出会いでも、とってもタイムリーに、出会うべきときに出会うべき人が現れるという瞬間は、大げさに言えば生きている喜びとも言えます。一緒に来てくれた友人の奥さんも、私の生まれ育ったのと同じ地域出身。都会を捨てて山暮らしを選んだ私と、都会で自分を磨く仕事に生きがいを感じる彼女。生き方は違えどその柔らかくストレートな眼差しをもつ彼女も魅力的でした。

 連日屋根上げに向けて無休で建築に打ち込むこの頃ですが、普段と違った香りの風を運んできてくれたこの日のゲストさんのおかげで気持ちよくリフレッシュできた一日でした。
2011.12.14 製材日和
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 板材の加工をはじめて今日で5日目。幸運なことに連日晴天が続いています。
加工は建築中の家の中です。まだ床も張っていませんが、大引きや土台に機械を設置し、そこを作業台にしています。

 写真を撮ったのは今朝、作業をはじめてまもなく。東に立つ高い杉の木の頭を越えてようやく顔を出した陽光がとてもきれいでした。光に照らされたかんながけしたばかりの杉板。頬に刺さるような冷たい空気が柔らかく優しい温度に変化していきます。今日はこどもたちは妻とお出かけ。ひとり黙々と目の前の仕事に打ち込んでいられるこの時間がなんとも幸せに感じた瞬間でした。
 
 300枚の板材の加工はあと少し。2週間滞在してくれていたウーファーさんの協力でだいぶこの作業ははかどりました。そのウーファーさんも今週の月曜日にここを去り、今はひとりで作業。2人でやっていたときほどのペースでは作業がすすまないけれども、ウーファーさん滞在中に全体の4分の3ほどは加工できたので、もうゴールは見えています。

 同じ作業をずっと繰り返しやっているせいで少し腱鞘炎気味になっている左手首を気にかけながらも、黙々と作業を進めていた午後、出先から帰ってきた長男がお手伝いに来てくれました。
ここ数日、彼は「なんか手伝うことある?」と作業場に顔を出してくれます。男としての逞しさに憧れをもちはじめた年頃なのか、大人の真似をして重たいものを持ちたがったりします。そこでかんながけのお手伝いをしてもらうことにしました。私が自動かんなの機械に板を入れます。ゆっくりとかんながけされながら機械を通って押し出されていく板を反対側から引き出すのが長男。彼は真剣に板を見つめ、無駄口をせず、一生懸命板を引っ張ります。

 親子二代でつくるこの家。私がいなくなった後も彼はこの家に住み続けてくれるでしょうか。父親と板を一緒に挽いた遠い昔のことを思い出しながら。そんな想像を与えてくれるだけで、少なくとも私はいっぱいの幸福感に包まれました。
2011.12.08 屋根板到着
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 ドーマーの構造も出来上がり、先日、町の製材所に注文していた屋根板がトラックで運ばれてきました。実はこれ、材木としては初めて外部から買ったのです。これまで使っていた木材はすべて敷地内から伐採したものでしたので。しかし屋根や床など面積の大きい部分の板材となると、自前で挽くのはかなり大変。それにチェンソー製材では切削ロスが大きく、歯の厚み分、およそ1センチもが毎回のこ屑となってしまいます。いろいろ悩んだあげく、できるだけコストのかからないやり方で製材所にお願いすることにしたのです。

 到着した屋根材は厚さ35mm。幅150mmの板。長さが3mと4mのものであわせて300枚あります。製材所からくる板というのは、伐採後それほど間もない丸太を割いたものなので、まだ乾燥していません。これが乾燥すると繊維と直角の方向に数%縮みます。このまま施工すると板の合間に隙間が空いてしまいます。たとえ乾燥材でも施工後は若干の縮みがでますから、できるだけその隙間を少なくするために乾燥させます。写真は300枚の板をずらりと立てたもの。自然乾燥させる場合、このような長尺材は屋外に立てておくやり方が昔からの方法です。屋根がないと雨で濡れて乾燥しないんじゃないの?と初め思いましたが、雨に濡れた板を見てみると、上から降る雨粒はすぐに流れ落ち、しかも雨に当たる面積が小さいので屋根がなくとも乾燥に問題はないのです。それよりも、日にあたり、風がよく通るこの方法が最も効率がいいことがわかりました。このひと月ほどのあいだにこの板にかんながけをしたり、実(さね)加工をしたりしながら干していきます。

 屋根板張りの作業はクリスマスの頃が目標。それまでどうか雪が降りませんように。
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