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wild bath

昨日の日曜日はパパたちの娯楽日となりました。

メリーモントの小屋に、今作っているのは露天風呂です。浴槽は焼酎を造るときに使われた酒樽です。お湯を温めるのには太陽熱温水パネルを使います。これはみんな頂いてきた廃品です。

ゴールデンウイークの頃に一度これを設置したのですが、夏に近づいてきて、温水パネルが生い茂ってきた木の葉の陰になってしまったために今回移設することにしました。それにともなって、より快適な洗い場や壁、屋根なども作ることにしました。

現在の私の仕事のメインは自宅建築でして、こういった露天風呂の製作などはいつもならば後回しになってしまっています。ですが、埼玉からのご一家がウーファーとして現在滞在してくれているので、これをいいチャンスにして、いつもできないこの手の楽しい仕事をやることにしたのです。それに、昨日は遊びにきてくれた友人家族のパパも加わり、賑やかな作業風景となりました。

一昨日に樽の設置は終えてありました。太陽熱温水パネルは樽に直付けしてあり、樽に貯めたお水が直接パネルに循環していく仕組みになっています。パネルはその構造上、傾斜をつける必要があるため樽は地上からやや高い位置に設置しなくてはなりません。必然的に樽に隣接する洗い場は同様に高い位置にウッドデッキのように作ることになりました。

ウッドデッキはログを太鼓引きにしたときに出た端材を利用してつくりました。端材といっても極太の丸太の端材なので厚みもあり、デッキとしてはとてもしっかりしたものになりました。

ウーファーのパパはプロのサックス奏者。大工仕事は不慣れですが、これから家族で自給自足を目指すということで、チェンソー作業や、砂利の運搬など、慣れない仕事にたくさんチャレンジしてもらっています。昨日も小さいこどもたちを時々あやしながらがんばってくれました。

もう一人のお友達パパは、現在、熊本の市内に在住。日々ストレスの多いお仕事をがんばっています。昨日は久しぶりに大好きな高森に戻ってきて、「飯がうまい!」「自然はいい!」「市内は人の住むとこじゃなか!」を連発しながら大いに楽しんでくれました。

まだこのメリーモントは開発途上ですが、こうして仲間が訪ねてきて、めいめいにこの空間を楽しんでくれるようになりました。私にとってはそれもとてもうれしいこと。これからもたくさんの人が、それもいろんな立場・境遇の人がここを楽しみに訪れてくれることを願っています。
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この夏、「虹色キャンプin高森」というのを企画してます。
放射能汚染の広がる関東圏から、夏休みを使って一時避難をしたい親子さんをサポートするためのキャンプです。

先日はこのキャンプの運営資金とするための廃品回収をやってきました。
ジュースやお酒の缶やビンは、普通、行政のごみ収集車が回収しますが、別にリサイクル工場へ直接持ち込み販売する回収業者というのがあります。この回収業者さんに分別したものを渡すと、その量に応じてそれを買い取ってくれます。

例えばアルミ缶は1キロあたり70円、スチール缶はキロ15円という感じです。

今回はアルミ缶を中心に、地元の商店や個人から集めてきました。
快晴の空の下、それを分別し、アルミ缶はつぶしてまた袋に詰めなおすという作業をおこないました。

しかし他人の出したゴミをいじるというのはあまり気持ちのいいもんではありません。
特にコーヒー缶の中には吸殻が入っていたり、飲み残しのまま袋に入れられたジュースは袋をあけるとムンッとひどい匂いに変わっていたりします。

この作業を始めてから気づいたのですが、「汚れた缶やビンを、さてどれくらいきれいに洗ったらいいのか?」や「錆びた缶ってリサイクルできるの?」とか、「中に吸殻入ってる缶はリサイクルできないよね?」などけっこう知らないことだらけでした。

作業開始当初は、僕の判断で、「汚い缶は洗う」「吸殻入りの缶はリサイクルから外す」ということでやってました。が、しばらく経ってから缶リサイクル工場見学経験者の助っ人がやってきて、リサイクル工場の実際を教えてくれました。

缶のリサイクル工場ではまず強力な磁石でベルトコンベアーにのった缶をスチールとアルミに分別、その後、溶解工程にそれぞれ入り、アルミは600度の熱で溶かされます。吸殻なんかはその熱で微塵もなく燃えてしまいます。灰などの不純物は浮き、アルミは沈殿するそうで、そこから解けたアルミだけを抽出できます。けれど、しょせんリサイクルアルミは純度が低く、極薄にのばすアルミ缶には再生することができないので、比較的純度の低いアルミで作る、車のアルミホイールなどに再生されるそうです。

なるほど、これでリサイクルの仕組みが見えました。私たちの作業も無駄なく進めることができます。

しかし、ゴミとして毎日山のようにあふれかえるアルミ缶、そんなに高級なアルミを使っているんですね。しかもこれが有限資源です。大事にしなくてはなりません。我が家でもときどきビールを飲みます。これからはビンビールにしようかな。その上は自家製ビールにチャレンジ、というのも面白いストーリーです。

ちょっと汚い作業から、学ぶことの多かった一日でした。
homemade tea 1

 今年の梅雨は、晴れ間を見つけるのも難しいほど、連日の大雨でしたので、お茶の初摘みの時期が遅れてしまいました。

 例年は、梅雨の入り頃に一番茶を摘みます。お茶はひと夏に3回、梅雨入り、最夏、晩夏と摘むことができます。昨年までは摘んだお茶の葉は紅茶やウーロン茶にしました。私は緑茶も好きなのですが、妻はあまり好きではなく、一家で私しか飲む人間がいないので、結局、よそから頂いたりした緑茶で足りてしまうのです。そこで、今年もまずは一番茶を紅茶に加工することにしました。

 わが家のお茶の木はそれほどたくさんはありません。昔、このメリーモントの土地に住んでいらっしゃったおばあちゃんが育てていた木で、畑の脇に植えていた2列だけです。けれど、それを手摘みするとなると、5人時間(おとな一人で5時間の仕事量)はかかります。

 いつ茶摘を実行しようかと思案していたところ、晴れ間のちょうどいい日に友人たちが遊びにきてくれることになりました。そこでしたたかにお手伝いをお願いしてしまいました。

 その日遊びにきてくれたのは、同じ町に住む同世代の友人一家と、静岡県から旅の途中に彼らを訪れた、やはり同世代の家族でした。その一家のご主人はホズさんという名前で、コラというアフリカの弦楽器を演奏するミュージシャン。

 静岡といえばいわずと知れたお茶の産地。ですが、今年は福島の放射能が遠く静岡の茶葉にまで降り注いできましたね。お茶摘みをしながら、そんなことをホズさんとお話していると、ホズさん、奥さんともにこれまでも浜岡の原発を止めようとずっと声を上げ続けてこられたとのこと。音楽活動をしながら、静岡の山中に居をつくり、これから家族の生活の基盤をかためていこうとしていたこのときに、放射能の影響をうけてさらなる移住先を求めて旅に出られたそうです。

 そんなお話を受けながらの茶摘み会でした。今年もメリーモントのお茶の葉は緑濃く元気に茂り、今年出た新枝についた葉のうち、まだ柔らかいものを選んで一枚一枚を摘み取っていきました。早い時期に出た葉はすでに硬くなり、茶の加工には適さないので、手の感触でそれを選別していきます。見た目ではわからなくても、葉に触れているうちに、「あっ、この葉っぱはおいしそう」みたいな感覚がわかってきます。そんなふうに1枚1枚に手を触れて摘んでいると、ふと、遠い静岡に生きているお茶の木に思いがとんでいきました。

 その日収穫したお茶は、翌々日に発酵させたあと、乾燥させて紅茶となりました。出来上がった量は大きな密閉ビンにひと瓶。今年の紅茶の味は渋みが少なく、さわやかな味わい。今はそれを飲みながらホズさんの奏でたコラの美しい音色を思い出しています。初めて聴いたコラの音。なんともピースフルな音色は部屋の空気を変えてくれました。音は私たちの心に共鳴してひとつにつなげてくれました。音楽の力に乾杯。

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