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 今日はたくさんのひとの力が集まって、ほんとうに素晴らしい一日でした。

 柱立ての作業はおかげさまで無事に終了。12本の柱と8本の下桁(しもげた)、そして4本の梁が予定どおり組み終えることができました。

 集まってくれた仲間は4人の男達とその家族。平日の金曜日だというのにこの出動人員は田舎ならではなのか。とてもいいメンバーが揃いました。私が声をかけた仲間がさらにその仲間を連れてきてくれたりで、みんなゆるくも有機的につながった力が集まったというかんじでした。

 この日、天気は時折日差しが見えるうす曇。作業が始まったのは予定より1時間ほど遅れてから。作業予定は柱の上に4本の梁をのせるところまでです。まず初めにとりかかったのが一番の難関からでした。というのは、使う重機はユンボ一台。アームの長さはそれほど長くはないので家の周囲には届くのですが、中央部へは届きません。それを補うのは人力ということになります。ですので、中央の2本の梁(長さ8メートル)は一方の端をユンボで吊り、もう一方の端を男達が肩にかついで脚立を登りあげるという力技でした。

 実際、梁が落ちかけたりと何度か危ない場面にも遭遇しましたが、そのたびに事なきを得て前へ進みました。山の神様といくつもの魂が見えない力で守ってくれたに違いありません。

 ほぞのかみ合わせは驚くほどうまくいき、部材の寸法違いなどもなく、作業は予想よりもはるかにうまくすすみ、夕方5時には笑顔の1本締めとなりました。

 土台だけの平面だったスペースから、いきなりぐいっと空間がそびえ上がった瞬間は実に興奮しました。太い丸太で作られた構造体はすでに堂々とした風格を放っています。この作業に喜んで力を貸してくれた心良き仲間たちに最高の感謝を捧げます。みんなほんとうにありがとう!

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柱立ての日がいよいよ近づいてきました。昨日は梁の刻みも終えて準備も順調。
ところが、ここへきて天気予報が思わしくありません。予定していた土曜日は雨模様のようです。
予報が雨、ということは、ここではおそらく雪になるでしょう。大きな部材を高所で組み合わせる作業ですから、天候が悪いと事故にもつながりかねません。

そこで予定を繰り上げて明日の金曜日に「柱立て」決行します。

 日時:1月28日(金) 10時から
 場所:メリーモント
 
集まってくださるみなさん、予想はしていただけると思いますが、寒さ対策バッチリでお願いします。
当日は、昨年ワークショップで作った暖房用ロケットストーブも稼動しますので、それを見てみたい方もぜひ遊びにきてください。
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 部材の切り込みが順調に進んでいます。ごらんのように、柱の刻みはほとんど終わりました。刻んだ柱は全部で12本。これを柱立ての日に立ち上げていきます。さらにそれをつなぐ下桁(しもげた)と桁(けた)、さらに陸梁(りくばり)の刻みもほとんど終わっています。これでようやく柱立てまでの準備にめどがつきました。

 そこで皆さんに告知です。来週の土曜日についに柱立てを決行することにします。

 日時:1月29日(土曜日) 朝10時から夕方まで
     *悪天候の場合、順延
 場所:メリーモント (阿蘇郡高森町)
 連絡先:0967-64-9360 (はやし)


 昼食のご用意はいたします。また、時間のある方は近所の温泉へご招待のあと、晩餐もご一緒にどうぞ。メリーモントへいらしたことがない方は一度ご連絡ください。皆さんのお力お待ちしてます!
  
 
traditonal heater

 建築現場ではたくさんの木屑(きくず)がでます。私は丸太から加工しているので、製材した材木を使用するときに比べて数倍の量になるでしょう。でもその木屑が現場に溜まって困るということは一切ありません。すべての木屑はくずとしてではなく、それぞれ有効に活用しています。

 例えば1本の柱を作るとき、まずは丸太の両側に面を作るためにチェンソーで縦に製材します。チェンソーの刃の厚みはおよそ1センチありますので、刃の通ったところはとても細かい粉になります。その粉はメリーモント内につくったコンポストトイレの混ぜ込み用として使っています。大小便と混ぜ合わさった木粉は1年ほど土中で生物分解させたあと、栄養豊富なきれいな土となって畑の作物を育てます。

 次に、縦引きした面はまだ粗いので、電気カンナできれいに仕上げます。この工程ででるのはちぎれたそばのような細い木屑です。これは握るとふわっとまとまる感じのもので、水を吸ってもべっちょりと固まることはありません。この性質から発想して現在使用しているのは、我が家で飼っている猫のトイレの敷きものです。売っている猫砂のように、水分を吸って固まるわけではないのですが、おしっこもほどよく吸水してくれるので、掃除するときにはその部分をざっくりとすくいとって庭に放り投げるだけです。素材が天然の木ですから、やがて分解して土に還ってしまいます。これはけっこうヒット商品です。さらに、キッチンにおいてある生ゴミバケツの底にもこれを敷いておきます。すると、生ゴミを畑に返すときにもさらっときれいに出せます。生ゴミ内の余分な水分を吸ってくれるので、夏場の腐敗臭は格段に減ります。

 製材したあとは丸太の両端に仕口を加工します。このときはチェンソーで大きくブロックカットしていくので、大きめの塊がたくさんでてきます。これは主に風呂のお湯を沸かすのに活躍してくれます。我が家のボイラーはドラム缶を使った手製のもので、焚き口が狭いので、このブロックをいくつかに斧で割った大きさがちょうど良い大きさになります。焚き始めには縦引きの製材時に出た端材(背板)を細く割ったものを使います。

 最後に、この冬の寒さに大活躍しているのが写真の七輪です。メインの燃料は、以前不要になって頂いたたくさんの練炭です。この練炭に着火するには、初めに熾き火をつくります。使うのは少量の紙→カンナ屑→細く割った木片→大きめの木片、です。長男は火起こしも大好きで、朝仕事始めに当たってはこの作業をよく手伝ってくれます。いちど着火した練炭は15時間くらいは安定して燃え続ける優れものです。作業中はこの熱でかじかむ手を温め、やかんの水を沸騰させてコーヒーを飲み、仕事を終えてからも家に持ち帰り、夜布団の中にいれる湯たんぽをあたためます。最後には玄関で寝ている犬の側においてわずかな暖を与えてくれます。

 こうして我が家の小さなエコワールドは回ってるのです。

 
a happy new year

 2011年、遅ればせながらあけましておめでとうございます。本日は1月7日、前回のアップから10日も経過してしまいました。

 新年明けて一頭最初の写真には、立派にそびえたつ我が家の大黒柱が堂々と...のはずだったのですが、一部の方がお察しのように、その柱まだあがっておりません。昨年末の柱立てに向けて仲間とともに全力を投球していたのですが、そのスケジュールがそもそもムリがあったようですね。考えていたより、仕口の刻みに時間がかかっています。現在のところ、一日かかって1本の柱の刻みを終えるペースです。これまで4本の柱の加工が終了。希望的観測はやめて、これまでの実績からスケジュールを修正すると、柱立ては早くて今月末ということになりそうです。期待していた皆様、どうもすみません。

 この作業の遅れ、ひとつの要因にはこの冬の寒さにもあります。私達がここに移住してから4回目の冬を経験しています。その中でも、今年の冬の寒さは一番ですね。すでに寒さには順応できているので体感的には厳しいことはありませんが、それゆえのハプニングが多々あります。ひとつは頼みのユンボが凍結してしまっていること。昨年も経験していたことですが、ちょっと油断していました。まだ気温が氷点下になる前に、あちこちに溜まった泥がこの寒さで石のように凍りつき、動きを固めてしまっています。日中も0度を越えることが滅多にないので、いったん凍てついたユンボは動き出しません。時間をかけてその氷土を削り落とさなくてはならないのです。今もキャタピラの周りについた氷土のためにまったく動かない状態です。ですので、現在は丸太の移動は私ひとりの体力勝負となっています。こんなときにはいろいろと知恵をしぼりますね。1本100キロはあろうかという柱を相手にしますから、いくら気合を入れても抱えあげることはできません。でも上手に相手の重さを使い、支点と力点のバランスを考えれば案外動いてくれるものです。これはリハビリの仕事で勉強したことでもあります。そのおかげでこれまでのところ、腰を痛めずにこのログ仕事をできているようです。

 建築作業とは離れますが、凍りついたのは我が家の水道もそうでした。寒気が流れ込んだ年末から、まずはお風呂が入れなくなりました。我が家の風呂焚きシステムは手作りの薪ボイラーなので、外気温の影響でパイプの中の水がすぐに凍ってしまいます。昨年も経験してその予防法は分かっていたのですが、いざ凍ってしまうまで、その予防対策をするのを忘れてしまうのですね。そしていったん凍ってしまったものはユンボと同じでなかなか再始動しません。ですが、これはそれほど困ったことではありませんでした。近くにとてもローカルな温泉施設があるので、普段はできない贅沢という感覚でたっぷりのお湯を楽しみました。

 それよりちょっと困ったことは、元旦の朝、家のすべての水道の蛇口から水が一滴もでなくなってしまったことです。これまでも水道が凍ったことはありましたが、暖かくなってきた午後には開通していました。しかし、今年は午後になっても開通せず、それが数日間つづきました。家事に水が不可欠な妻はいち早く外の雪を大鍋いっぱいにかき集めて薪ストーブの上にのせ、溶かして水を手に入れていました。いつの間にかたくましくなっている妻にこれには私も感心。

 そんなこんなのハプニング続きのお正月ですが、寒さに負けずに我が家は全員元気にすごしております。こどもたちはクリスマスにもらった防寒ブーツのおかげで雪の中でも笑顔で遊びまわり、愛犬メルは毎日私と一緒にログ現場へ。愛猫クマはストーブの前で丸くなっていますが、これは猫だから仕方ありません。冷え症の妻は暖かな(と私が約束している)新居で過ごす冬を夢みて毎日おいしいごはんを作ってくれています。こんな我が家の様子を今年もブログで少しずつお伝えしていきますのでどうぞ本年もよろしくお願いいたします。