上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2010.10.25 雲の中なので
monsters.jpg


ここ数日、ずっと天気予報では「曇り」。
すなわち、山の峰であるここでは「雲の中」です。

建築の方は、あともうちょっとで大引きの設置段階まですべて終わるというところですが、この天気で最後の仕上げができません。外は朝から濃霧、そしてまたしぶしぶと雨が落ちてきました。こういう日は気持ちを切り替えて図面描きに集中します。家の図面は、実はまだ完成していないのです。基本の間取りさえも最終決定していませんでした。しかしこのあとはもう柱をたてていくので、最低限間取りを決めておかないと、柱の位置が正確に決められません。ただ、柱の位置を決めるということは、その上にくる梁や桁(桁)など、ほとんどすべての構造を細かく決定するということなのです。それには手描きで図面を何枚も描かなくてはなりません。ちょっと憂鬱ですが、この際に一気にやってしまうことにしました。

そしてがんばること数時間、頭が痛くなってきました。
気分転換にこどものリクエストにお応えしてお面をつくりました。

「おおかみ」と「くま」、しかもこわーいやつ、ということで、こんな感じになりました。
こどもがごっこ遊びするために家の中に持ち込んできたダンボールに絵を描き、さくさくっと切り抜いて輪ゴムを引っ掛けてあっという間にふたりのかわいいモンスターができあがり。

工作の苦手な妻からは「天才~!」のお言葉。それに気をよくした私はふたたび設計に没頭したのでした。
スポンサーサイト
2010.10.17 ラウル君
raul.jpg

 南北のアメリカ大陸の間にメキシコという大きな国があります。その東側にはカリブ海があります。カリブの海賊で有名な海域です。そこには大小様々な多くの島々があります。そのうちのひとつにプエルトリコ(Puerto Rico)という国があります。先週まで、そこから来た青年が我が家に滞在していました。

 彼の名前はラウル君といいました。きれいなエメラルドグリーンの瞳をもつ、もの静かな彼から、かの国の事情をいろいろと教えてもらうことができました。

 プエルトリコはかつて、大航海時代にコロンブスによって発見された島です。プエルトリコは「美しい港」という意味です。コロンブスの船が現在の首都、サン・ファンに入港したときに「Qué Puerto Rico!(なんて美しい港なんだ!)」と叫んだことに由来しているそうです。その後16世紀以降、スペインの入植地として多くのスペイン人が入植してきました。ところが、1898年、今からおよそ100年前におきたアメリカ・スペイン・キューバ戦争の結果、負けたスペインはプエルトリコをアメリカに引渡し、それ以来アメリカの「コロニー(植民地)」となっているのです。

 コロニーというのは、彼の使った英語の上での言葉です。プエルトリコの正式な政治的位置づけは「米国自治連邦区」です。政治的な自治は認められているけれども、主権はアメリカにあります。実際の生活では、物資はすべてアメリカの統制下にあり、人々は職にあぶれて犯罪も少なくないそうです。そんな中、アメリカによる統制に反発し、プエルトリコにおける新しい生活を創造しようとする潮流が生まれているようです。それは政治的な独立というものではなく、むしろ市民運動のようなもので、自分達の食べるもののほとんどをアメリカから買うのではなく、自分達の手でそれを作り、生活に必要な様々なものを自分達の手で生産できる力と知恵を身につけていこうというようなものです。

 ラウル君が我が家に来たのも、自給自足を目指すメリーモントの生活を体験していろんなことを勉強したいという思いからでした。

 そして先日は昔ながらの手作業によるお米の収穫の日でした。3畝(せ)ほどの小さな我が家の田んぼですが、手作業での稲刈りは1日仕事です。この日は東京から遊びに来た私の姉と母、そしてラウル君の助っ人軍団のおかげで夕刻までに立派に掛け干しすることができました。

 帰りの車で彼はこの日の経験を「wonderful」だったと言ってくれました。生の糧を自分の手で作り出すという志はメリーモントを創っている私たちと彼との共通のものでした。半年をかけて育ったお米を収穫するその喜びの1日を共有したあと、その時間は、遠く離れ文化も全く異なる2国の間を不思議な絆で結んでくれたようでした。

shinkansen.jpg

 昨日は長男(写真右)の誕生日でした。毎年、こどもの誕生日には私が手作りのプレゼントをします。1週間前に「今年の誕生日は何が欲しい?」と聞くと、長男は「しんかんせん」とのこと。ミニカーサイズの小さなものではなく、ハンドルのついた乗用型のものです。これまでにもその類のプレゼントは何台もつくってきました。最初は消防車、次はバス。次男にもトラックをつくりました。いずれも素材は木です。材料はホームセンターで板や角材、それに車軸にする丸棒などを買ってきました。ところが、その製材した木の材料代だけでも数千円はします。

 そこで今回は材木は100%自家製で挑むことにしました。ということは、丸太からの削りだしです。道具はほとんどチェンソーを使います。巷にいうチェンソーカービングです。建築作業を通じてチェンソーにもだいぶ自信がでてきましたし、最近、チェンソーカービングの入門DVDなんかも見て勉強したので、初めての腕試しです。

 建材用に切り出してあった丸太を使い、出来上がったのがこの「しんかんせん」です。中は軽量化のためにくり貫いていますが、それでも結構な重量になってしまいました。けれど、ゴムのタイヤのおかげで乗れば軽快に走ります。製作中も一緒にお手伝いしてくれた長男は大満足。建築作業を中断すること、2日間で出来上がった今年の誕生日プレゼントでした。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。