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before bacement party

 明日はいよいよ基礎打ちです。大型のミキサー車に積んだコンクリートを基礎の型枠の中に流し込んでいく作業です。それにはたくさんの人手が必要です。

 そこで明日、「ベイスメント・パーティーinメリーモント」を開催します。みんなで一緒に汗を流しておいしいインドカレーを食べませんか?

   日時 : 4月30日(金) 午後12:30メリーモント集合(昼食はすませてきてください)

   準備してくるもの : 土の上をしっかりと歩き回れる靴。



 作業終了後、車で10分のところにある温泉施設「朋友館」へ汗を流しにいきます。その後、インド家庭カレーの晩餐会をします。しっかり働いて気持ちいい汗を流した後はおなか一杯食べて楽しいひと時をすごしましょう。
 参加していただける方のご連絡先は 0967-64-9360(Shu自宅) へよろしくお願いいたします。

 それではみなさんの応援をおまちしております!

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dancing machine

 「ランマー」という機械をご存知でしょうか?簡単に言えば地面を固めるためのエンジンつきの機械です。エンジン動力の機械はそれだけでもすごい音がしますが、このランマーは地面を叩いて固めるものなのでさらにすごい大音量がします。道路工事の際にそんな機械をよく目にしますが、あれは「プレート」といって、叩き固めるというよりは表面を平らに均(なら)しながら締め固める機械です。まあ形や構造は似ているので兄弟のようなものですね。

 砂利を溝に入れ終えたあと、初めは丸太で作った手製の道具でズドンズドンと突き固めようかと思っていたのですが、試したところ、それくらいではあまり効果がないことが分かりました。そこで仕方なくこの「ランマー」という専門の機械を使うことにしたのです。ガソリンを使うことや騒音などの理由であまり気が進まなかったのですが、大事な家の基礎なので妥協することにしました。

 こうした建設機械はリースで借りることができます。私はこうした建設機械を借りるのは今回はじめてになります。知り合いの地元の大工さんに聞いてリース会社を探しました。そのリース会社は麓(ふもと)の街にありました。電話をして用途を説明し、借りたい日などを伝えると、とても親切に対応してくれました。これまでに建設土木関係の会社には数件お世話になっています。砂利をダンプで運んでもらったり、これから流し入れる予定のコンクリートミキサー車の会社など、どれも思いがけずに親切なところばかりです。これまではこの業界というのはなんかヤクザなかんじがちょっとしていたものですが、これも私の先入観でした。実際はこの建設業界の人たちは横のつながりをとても大事にします。ひとつの工事にはたくさんの業種の連携が必要になってくるので、人と人のつながりがそれを潤滑にしてくれるのでしょうね。

 そして先日、親切なリース会社のところからこの「ランマー」を借りてきました。機械が跳ねればその音と動きにこどもたちは興奮して大はしゃぎ。大人も調子にのって踊ってみたり。耳にはうるさい騒音ではありましたがちょっと楽しい舞踏会でした(笑)。

The start-of-school ceremony

 今月、長女が地元の小学校に入学しました。

 私たちの住んでいる町には2つの町立小学校があります。ひとつは町の中心部にある小学校。もうひとつがこの山間部にある小学校。十数年前まではこの山間部にはもっともっとたくさんの学校があったのですが、山間部人口の減少に伴う児童数の減少でそのほとんどが廃校となってしまいました。今現在私たちが住んでいるこの借家も、17年前に廃校となった小学校の職員住宅です。

 実際、こどもの絶対数は確かに少ないのですが、私の実感としては少子化の危機感といったものは現実的には感じません。なぜかというと、この1年間長女がお世話になった保育園では園児29人の数に対して、そのこどもたちの世帯数は17でした。1世帯あたり1.7人のこどもを保育園に預けていることになります。この数だけではそれほど多くはないようですが、この17世帯の家庭がもつ小中高生を含めた子供の総数は44人です。ということは、1世帯あたり2.6人となり、日本の平均を大きく上回る数字になります。

 この中には最高こども7人という家庭をはじめ、5人のお家もあります。だから我が家で昨年4人目の赤ちゃんが生まれたときも、「まだ序の口ね」という空気がありました(笑)。

 こんなふうに、こどもが少ない!という危機感はまったく感じられないこの山間部であっても、やはりこどもの総数は少ないのです。先日あった長女の入学式では、新入学児童数は娘を含めて8人でした。都会の学校にこどもを通わせている人にとっては「えーっ!」とびっくりされる数だと思いますが、これでも全学年の中では最も児童数の多い学年なのです。

 先日、はやくも授業参観がありました。統廃合の結果新築された立派な木造校舎はまだ新しく、地元産の杉の無垢板がふんだんに使われている温かみのある教室の中では子供たちの机が前後2列に並べられ、黒板の前に立つ先生との距離は一番遠い子でも3メートル。授業中は先生がひとりひとりをしっかり見て声をかけていました。こどもはそれぞれに個性もあり、得意なことも違います。勉強への取り組み具合も個々に差がありますが、この状況ならばゆったりしっかりとこども達は学んでいくに違いないと思えました。

 私は東京の病院でたくさんのこどもたちを見て、学齢期のこども達がおかれている現状も見てきました。とくに私が関わっていた、発達に少し遅れがあるこどもたちや、偏りのあるこどもたちにとっては普通級でおこなわれている大人数児童への一元的な指導は厳しい環境でした。都会におけるそうした現状を思うと、娘が通い始めたこの学校の環境はなんと恵まれているかと感じずにはおれません。

 この春から、朝きまった時間にあるとスクールバスが家の前にきてくれます。広大なエリアの山間部において、ひとつに統合されたこの学校に通う生徒は半径およそ10キロの圏内に及びます。ですから、ほとんどの生徒はスクールバスを利用しています。こどもに関わる学校の関係者はみんなあたたかくて、少し髪の薄い運転手さんはいつもにこやかに娘を拾ってくれます。そしてバスが学校に着くと必ず外に出てこども達ひとりひとりに「おはようございます」と挨拶をくれるのが校長先生だそうです。校長先生は毎日そうやって全児童の朝の様子をちゃんとその目で確かめて、ひとりひとりの顔を頭に入れて一日を始めるというのです。

 入学式の当日、娘の胸に飾られていたのがこの写真のコサージュです。式の前に学校の先生から新入学児全員に配られたものです。式の中、少しはなれて見ていたときはきづかなかったのですが、家に帰ってからそれをよく見てびっくり。なんとそれは生花でできていたのです。都会ならば専門にそれをつくっているお店はありますが、この町にはそんなお店は一軒もありません。ということは、おそらく式の前日に学校の職員さんたちでひとつひとつを手作りしたのでしょう。この学校の職員さんたちだったら、そう、きっとそこまでこどもたちのためにしてくれるはず、と思えたのでした。

carrying stones

 ユンボの故障のあと、数日雨が続いて作業は少し中断してました。一昨日、残った根切り作業を一気に終わらせました。根切りのときに手伝ってくれたフランス人の建築家ウーファーさんのあと、こんどはマッスルパワー全開の頼もしいイギリス人青年がお手伝いしてくれています。昨日はその彼と小雨の降る中、破石を運ぶ作業をおこないました。基礎の構造は簡単に言うと、根切りした幅約1メートルの溝に石を敷き詰めてランマーで固めます。その上にコンクリートを流し込みますそのコンクリートの中にはあらかじめ鉄筋を仕込んでおきます。コンクリートは硬いですが、ねじれには弱いので中に鉄筋を仕込んでおくと大きな外力による破断を防げるのです。

 石は先日、業者さんに頼んでダンプで運んでもらいました。その量は6立方メートル(業界では「6りゅうべ」という言い方をします)。ここはダンプの通り道が狭いので2トンダンプで4回ピストンしてもらいました。基礎構造はとにかく体力仕事です。この大量の石を一輪車(通常、なぜか「ネコ」と呼びます)でひたすら運び続けます。ただ私はユンボを運転してダンプが降ろした石の山からバケットですくい、ネコに載せるだけなので結構ラクちん作業。イギリス人青年には過酷な作業。しかし(彼には)運良く、午後は雨が強くなって作業中断。その後は気分転換にはうってつけの楽しいしいたけの菌打ち作業となりました。
takana.jpg

 前回の更新「根切り3日目」の翌日、「今日は天気もいいし、張り切って終わらせよう!」と意気込んで穴掘りをしていましたが、なんと突然ショベルカーの故障で作業中断をやむなくされてしまいました。作業中にエンジンを止めたあと、再始動しようとしたらセルが回らなくなり、電気系統の一部から煙がでてきたのです。あやうく火災になるところでした。翌々日にやってきた修理屋さんは毎度(笑)の故障で苦笑い。同じような故障でこれまでにすでに3度も呼んでいるのです。前回彼が残した言葉は「もうこれで大丈夫でしょう。もし次にまたなんかあったら(同じような故障が発生したら)手の打ちようがありませんね」でした。でも幸い(なのか)、今回の故障原因はこれまでと違うものでしたから、彼もそれには頭を悩ませることなく無事修理をしてくれました。

 そんなこんなで基礎づくり作業はひと息ついています。その合間に、今日は保存食づくりをしました。この阿蘇地方は高菜漬けでも有名です。関東では野沢菜漬けが有名ですね。使用する野菜の種類としてはきわめて似ています。というか、野沢菜の姿を畑で見たことがない私は、漬けてあるものを比べてももとの野菜の違いはまったく分かりません。ただ、この阿蘇地方ではその作り方は野沢菜と少々違うようです。もしかしてこれは私の近所の家に偏った作り方かもしれませんが、高菜漬けは基本的にその作業過程で洗うことはしません。畑から採った高菜をそのまま塩もみしてたるに漬け込んでいきます。そして食べる前にさっと洗って適当な大きさに切って食べます。それに対して私が調べた野沢菜の漬け方は、一度お湯の中で洗ってから塩漬けしていくやり方です。

 今回私が挑戦したのは、野沢菜方式の高菜漬けです。今日は朝から晴天。まった気持ちのいい日で、保存食づくりにはもってこいの日です。昨日収穫した30kgの高菜を、日ごろはお風呂のお湯を沸かすのに使っている大鍋で湯洗いし、冷水にさらしてから水切りして塩もみしながらたるにつけていきました。こどもは服をぬらしながらのお手伝い。彼らにとっては半分は水遊び。遊び半分のこどもについつい腹をたてて叱りつけながら、それでもこうして一緒にお天と様の下で働いていられるって幸せだなあ、と自己満足なひとときでした。

 塩もみしてたるに漬けた高菜は、しっかり重しをしてすぐに水をあげることが大切です。ここがうまくいかずに昨年は妻が一生懸命漬けた大量の高菜を全部ダメにしてしまいました。今年は漬けた直後に水あげを確認。どうやらうまくいきそうです。1週間したら調味料で本漬けします。おいしい手作りの味がこうしてまた一つ増えていきます。
2010.04.11 根切り3日目
digging ditches of basement

 現在、肉体労働の真っ最中!

 春のぐずついた長雨が去ってこの一週間は天気に恵まれています。実践的な基礎作り作業も順調にすすんでいます。水糸をはった前回から、その糸を基準にして家の基礎をまわす部分を掘り込んでいます。この掘り込み作業を「根切り」と呼んでいます。文字通り、土を掘る際に出てくる樹木の根を切りながらの作業であることからこういわれています。

 家の基礎は古くは基礎石と呼ばれる大きな石を地面の上にどんと置く形に始まりました。現在ではコンクリートを使用して、より大きな面積で家の荷重をうける構造になっています。基礎は通常地表からいくらか土を掘り込んでつくります。その理由は、冬に地表部分は冷やされて凍結してしまい、その氷の膨張によって基礎自体が浮き上がってしまうのを防ぐためです。この凍結する地表からの深さを「凍結深度」と呼んでいます。この凍結深度は地域によって差がありますが、この阿蘇地域でも10センチほどです。この凍結による浮き上がりを防ぐためだけだと、地表から10センチ強掘り込めばいいわけですが、実際には、基礎構造自体がそれよりも厚いため、より深く掘ることになります。私の家の場合、最も深いところで現在60センチほど掘り込んでいます。それを土台がのるラインにそってぐるりと掘り進んでいるわけです。その長さは延べ60メートルほどもあります。

 これは相当な労働です。もちろんショベルカーも使っていますが、ショベルカーでは大まかにしか掘ることができないので、人間の手作業との同時進行が必要です。私一人では気が遠くなるようなこの作業を手伝ってくれているのがフランス人のウーファーさん2人です。しかも彼らはプロの建築家! まことにタイムリーな彼らの登場と天候に恵まれて基礎作りは現在順調にすすんでいるというわけです。

 基礎は家作りの最も重要な部分と言われています。なぜかというと、家の重みに負けて基礎が沈めば当然上の構造物は傾き、歪んでしまいます。それに、基礎は地面の下にあるために作り直しや補修が効かないからです。国は違えども彼らはその重要性を当然理解してくれていますので、一緒に仕事をしている上でもとっても安心です。むしろ私よりつぼを押さえているほどです。

 この根切り作業、3日目にしてようやく3分の2を終えました。あと1日半あればどうにか終わりそうです。どうかこのままお天気が続きますように。
housing lot

 整地がおわり、昨日は雨の合間に水糸を張りました。水糸というのは写真の黄色い糸のことで、これからつくる家の土台の中心線に合わせて仮に張るものです。この水糸を張るための準備として、まず家の四隅(四角い家なので)に水杭を立てます。それが写真中央の棒です。この4本の杭はすべて同じ高さにしておかなくてはなりません。

 建築現場などではこの水平をとるために、オートレベルというハイテクな機械を使いますが、ローテク+知恵で十分対応できます。それには、2つの杭同士に届く十分な長さの透明なホースを用意します。そのホースの中に水を満たします。ホースの両端を同じ位の高さに持ってみると(中の水がこぼれないように)あら不思議、その中の水の両端はぴったり同じ高さに揃ってくれるではありませんか。小学校の理科の実験のようですね。とても原始的な道具ですが、これでいろんな場所の水平をとることができます。都会の日常生活ではまず必要のない知恵ですが、田舎での造成作業なんかでは相当役にたちます。

 さらに、その杭を立てるにあたっては正確に直角をだしておかなくてはなりません。机の上の図面ならば三角定規でしゅっと線をひけばいいですが、土の上の巨大な四角形を描くにはそうはいきません。そこで登場するのが「三平方の定理」とう数学の知識です。別名ピタゴラスの定理とも言われていますが、この名前を聞いてみなさんその公式を思い出せるでしょうか?これは直角三角形において直角を挟む二辺の長さをaとbとし、その斜辺の長さをcとすると、aの2乗×bの2乗=cの2乗なる関係が成立するという幾何学の定理です。

 これからつくる我が家の大きさは、10m×8mという大きさなので、斜辺の長さはその定理に従って計算すると12m80㎝6mmということになります。そして実際には、10メートルの1辺を初めに決めておいて、隣の8メートルと斜辺の12.806メートルを2つの長いメジャーを使って同時に計測して次の角を決めるのです。

 こんなふうに、セルフビルドでおこなう家づくり作業というのは、シンプルな知識と工夫に満ちているので私にとってはそれ自体が興味のつきない遊びのようなものです。脳の老化防止にもいいかもしれません。子供にとっては(うちの子たちにはまだ早いですが)学校での勉強がこんなふうに役立つんだよ、と教えてあげられるいい機会にもなりますね。

 今回正確にだした水糸に従って、次は基礎の穴を掘る作業に入ります。
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