2017.10.13 ついに収穫!
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毎年、この日が無事に来ることを願ってやまない日。
10月に入ってから安定した晴天が続いてくれたおかげで先日、収穫のスタートを切ることができました。

初日は関係家族総出での手刈りです。三種類育てた米のうち、作付け面積が最も少ないモチ米を収穫することにしました。「若草もち」という品種ですが、これは背が高いためかそれまでの強風で全て倒伏してしまっていました。

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それでも地面につくほど完全に倒れているわけではないので、特に手刈りでは問題なく刈り取れます。10歳の次男は今年、刈り取り役デビューです。稲の束は大人の一握りほどもあるので上手に刈るのはそう簡単ではありません。

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刈った稲はある程度の束にして持ってもらいます。稲刈り初体験のウーファー、ドイツ人のヤン君がその大きな手で持ち役をやってくれてます。その束に紐をかけて縛るのは赤子を背負った仲間の若奥さん。

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縛った稲の束は一つずつ4歳の次女に手渡されます。次女はそれを田んぼの端まで運んで行ってきれいに集めて置いてくれます。

今年は2家族で一緒に米作りをしたのでこの連携プレーも2チーム制です。

もう片方のチームはこんな感じ。

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たった4畝ほどの田でしたが、思ったより時間がかかり、午前中から始まった刈り取りが終わったのは4時を回っていました。その稲はかけ干しをします。これまでは田んぼの中に干し竿を組んでいたんですが、例年天候に恵まれず、数週間経っても乾燥が進まないのが悩みでした。そこで今年は育苗に使ったビニールハウスの中に干すことにしました。

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特にこの地域は阿蘇の中でも晴れ間の少ない場所なので、この対策で安心です。

一夜明けて翌日も引き続きの晴天。これからは二反ほど作付けた「イセヒカリ」をコンバインで収穫。
前日までは全て手作業での仕事も、機械を使うとほんとあっという間。驚異的なスピードで刈り取っていきます。

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前日には2家族総出でやっていた刈り取り作業ですが、コンバインを使うと、運転手ひとりと補助員ひとりがいれば十分。補助員の役割はコンバインにセットした袋が刈り取った籾で満タンになったら袋を取り替えるという作業。運転手は走行に集中してますのでもうひとつの目が必要になるわけです。

その補助員も、慣れてくればそのタイミングがわかってくるのでその合間にはリラックス。

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コンバインでの刈り取りはこの日の午後と、日をまたいで翌日の午前中で終了。

末の娘も笑顔で応援終了!

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昼過ぎには刈った米を乾燥させるためにすぐ近くのお米屋さんの乾燥所に駆け込みました。

このコンバインの作業工程では、必ず乾燥所での機械乾燥までが一連の流れになります。手刈りですと、かけ干しすることができるので自分のペースで作業ができるのですが、コンバインの場合、刈ったらすぐに乾燥に回さないと米が傷んでしまいます。ですから、乾燥所の予定が優先されるのです。でもありがたいことに、乾燥所のオーナーがいつもお世話になっている米作りの師匠なのでそこんところも安心。都合よく手配してくれました。

今年、標高の低い地域では天候が良すぎて暑さのためにお米の質が落ちてしまっているらしいんですが、ここでは逆に天候の良さが幸いして豊作となりました。あと2週間ほどしたら残りの1品種、「ハッピーヒル」を収穫する予定です。これからの季節、さらに野生動物がお腹をすかせて狙ってきますので、それまでこの子に頑張ってもらいます。

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2017.08.12 稲の自然療法
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 のろのろ台風のおかげでずっとさえない天気が続いておりました。7月の早い時期に梅雨が明けたので今年はいもち病は大丈夫だろうと安心しかけた頃のこの台風。一昨日までほぼ毎日の雨。雨でない日も日照りがなく、いつも雲の中にいるようなじっとりとした湿気。家の中もカビだらけで洗濯物が全く乾かない日が続くと、もういもち警報発令です。

 案の定、恐れていたいもちが発生してしまいました。昨年はもう泣く泣く農薬散布に踏み切ったんですが、今年はこれまでの稲の成長が順調で、地力がありそうなので自然療法を試してみることにしました。

 調べてみるといもち病は一種のカビ菌らしいので、石灰などのアルカリ性に弱いとのこと。無農薬でのコメ栽培をやられている方の間ではいもち病に対して消石灰を撒くというはその対策として一般的のようです。

 消石灰といえばこのところ、漆喰壁づくりで馴染みがでてきたところです。ちょうど家にもストックがありましたのでこれを利用することにしました。

 ただ、消石灰は結構刺激が強くて、肺に吸い込むのは健康上よろしくないので、これを水に溶かして強アルカリ溶液を作りました。これは簡単です。大きなバケツに適当に多めの消石灰を入れてあとは水を入れてかき混ぜ、置いておくだけ。1日も置くと表面に何か薄い膜ができるのでそれを網ですくいとり、上澄み液だけを使います。

 散布には昨年の農薬散布の時に購入した人力散布機を使用。

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 これなら子供でも安心です。10リットルのタンクはちょっと重いようですが、6年生の息子が頑張ってくれました。

 このアルカリ水での消毒に加え、牡蠣殻を粉砕して粉にした「有機石灰」の直接散布のダブルパンチです。

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 ちょうどうちに遊びにきていた男の子が加勢してくれてます。花咲か爺さんの灰撒きみたいです。牡蠣殻石灰は消石灰よりも粒子が荒いので葉には付着しにくいので、アルカリ水の散布で葉を濡らすことで付着しやすくする狙いです。

 昨年までの経験から、今年はいもちを早期に発見することができたので、数カ所の発生スポットだけの作業で済みました。この作業を2回実施したところ、病気を抑えることに成功しました。病班自体も広がらず、色も薄くなってきたのです。自分でも驚くような効果でした。

 今年のいもち対策の経験からじわっと実感したことがあります。それは、稲の健康も人間の健康もおんなじなんだなあということ。稲も人間も、周りのすべての生き物とのつながりで生かされています。生き物が多様でそのつながりの鎖が多いほど、また、そのバランスがうまく調和しているほど、命の力は強まります。たとえ病気になっても、それはなんらかのサインであり、それを受け止めながら、調和を崩さないように優しくケアしてあげると命はあるべき方向へと改善していきます。そして、それを助けてくれる良薬は常に自然の中にすでに存在しています。

 これまで我が家で実践してきた自然療法の考えがこんなところで農と繋がるとは思ってみませんでした。新たな嬉しい発見でした。
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無農薬でのコメ作りのポイントは何と言っても雑草をどう抑えるかということです。これまでに何度も実績を重ねてきたチェーン除草ですが、今年もまたバージョンアップしてみました。

昨年までは長いチェーン1本を横に張った仕様でした。巷にはたくさんの短いチェーンをすだれ状に縦配置したものの方が人気があるようです。両方やってみなきゃどっちがいいか分からん、ということで今年は縦仕様を作ってみました。

それが1枚目の写真です。
角材は30×60mm、長さが185cm。6条仕様となります。
チェーンはmonotaroで購入した「雑用チェーン」。9mmの太さのチェーンで、長さ30mものが3690円(税別)とかなりお得。商品レビューを見ると、他にもチェーン除草用に購入している方もいらっしゃって、この用途としてはベストではないでしょうか。

このチェーンをどの長さでどのピッチで配置するかということが大きな問題なんですが、あまりピッチを詰め過ぎても重量過多になりますし、長過ぎてもまた重くなります。とりあえずピッチ5センチ、長さはリング8個分ということで決定。これでチェーンのみの重量は6キロ弱になる計算です。これなら重すぎることはなさそうです。

フレームの角材への取り付けも一番簡単な「また釘」を使用。チェーン1本にかかる引き抜き力はたいしたものではないのでこれで十分。

これが全容です。

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このもの自体はなんの変哲も無いチェーン除草機なんですが、今回の目玉は実はこちらの方。

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ウーファーさんの右手に持っているのが棒につけた滑車です。
チェーン除草機の最もシンプルな使用方法はロープを付けて人間が田んぼの中を引きずり歩くというもの。私もこの何年かこの方法でやってきました。そのエネルギーに化石燃料を使ってラクしたい人は田植え機で引っ張ったりするものもあるようで、ネットで調べるとそんな工夫が色々出てきます。

私の場合、できるだけ土壌をかき乱したくないということと、ラクに人間が引っ張れる方法を、ということで考えた挙句、この極めて単純な滑車方法を思いつきました。林業では伐採した丸太を搬出する際、ワイヤを引っ掛け、ウインチなどの動力を使って引きずり出すのを「架線集材」と言います。そこからヒントを得ました。

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原理としては簡単。除草機本体にはカラビナで細くて長いロープがつながります。このロープは理論上は田んぼの最長辺の長さが必要です。ロープの行く先は対岸の滑車です。この滑車は先端を尖らせて地面に突き刺せるようにした固定棒につなげてあります。ロープはこの滑車を通ってハンドルにいきます。このハンドルを人間が持って歩きやすい畔の上を歩くというものです。

この日(5/21)は第一回目のチェーン除草。この新型除草機の試運転です。

除草機本体を田んぼの端にセットした後は対岸に行って目標地点に滑車固定棒を突き立てます。

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動力となる引き役の人間は滑車のすぐそばから歩き出し、除草機をセットした対岸に向けて歩いていきます。

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引っ張り役の人間は、自分が引いている除草機本体と途中ですれ違うことになります。はたから見ているとまるで無人の除草機が船のように自走しているように見えて愉快です。

動力となる人間も意外に軽い力で引っ張れることにびっくりです。なにせ足元が泥にとられないので疲れが全然違います。フランス人の若いお姉さんも笑顔です。この後、小学2年生の息子もチャレンジしましたが、彼でも引っ張れました。

この日、3反の田んぼ全体をこの除草機1台で除草しましたが、所要時間は2時間。除草機本体のセット役1名、滑車棒保持役1名、引き役1名の3人体制で行いましたが、最低2名でも運用可能です。

この滑車使用のチェーン除草システムは大成功でした。後は除草効果の問題。
除草当日は水が濁って確認できないので翌日除草効果を見てみました。

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チェーンの通った後は真っ直ぐなラインが見えますが、そのラインの間は泥があまり動いていないようです。これだとそのエリアはいずれ雑草の種が発芽してしまいます。

そこでチェーンの間を短いチェーンでつないでみることにしました。

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それを翌日さっそく試してみました。

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するとその横方向に追加したチェーンが泥中にすき込んであった固形物を引きずり出して絡みついてしまいました。これだと稲にもダメージがありそうなのですぐに却下。

やはりチェーンは縦方向のみの仕様に戻し、改善策としてチェーンのピッチを小さくすることにしました。これまでは5センチピッチだったので、間に1本追加し、2.5センチピッチとしました。すると重量過多になってしまいそうなので、これまで8リングの長さだったチェーンを5リングに短縮化して重量増を最小限に抑えることにしました。

4日後に行った第2回目の除草時にこれを試したところ、結果は上々でした。

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これだけ密なピッチでチェーンが並んでいるのでほぼ泥の掻き残しもなさそうで、5リングという長さのチェーンでも泥の搔きあげ力は十分のようです。

このあと3回目の除草を行い、今シーズンのチェーン除草は終了。植え付け後50日が経過した現在、水管理ができている部分に関しては基本的に除草大成功。うっかり日差しの強い日に日干ししてしまった田んぼはヒエが出てしまっているので今ぼちぼち手抜きしているところです。
2017.05.12 田植え間近
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今年の苗は昨年よりも良くできてます。
品種は3種類。
一つは昨年も作った「イセヒカリ」。これは毎年伊勢神宮に奉納される品種だそうですけど、誰がどこの田で作っているのかはわかりません。でも、種もみの通販サイトで売られているもので、比較的原種に近く、病気にも強いということでこれを選んでいます。無農薬栽培にも適しているということもあり、今年も続行。

次は「ハッピーヒル」。一昨年にいもち病にひどくやられたブログ記事を読んだ読者の方に善意で頂いた種もみが昨年実り、今年は全体の半分がこれになります。今は亡くなられた自然農法の父、福岡正信さんが長年かけて作られた品種です。

そして今年新たにチャレンジするのが餅米です。基本は正月の餅つき用。なのでほんの少量。うちは大小合わせて9枚の田んぼがあるので、小さい田にみんなでワイワイ手植えするつもりです。

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これはその中のハッピーヒル。かなりの薄まきで、中苗まで大きくしています。今は平均15センチくらいの背になっています。根元の茎も太くて立派です。色もいい。ただ成長にばらつきがあるので、小さい子でも植え付け後に水没しないくらいに育って欲しいです。

その定植は今週末に予定しています。
田んぼの最終準備として昨日と一昨日の2日間をかけて仕上げの代掻きをしました。
今年は近所に引っ越してきてくれた農家仲間のマロちゃんと共同作業してます。

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マロは飲んべえですが仕事はがっちりやります。メリハリのある頼れる男です。彼にはやはり小さい二人の子供と奥さんがいますので、今年は頑張って2家族分の収量を目指します。

泥の中で穏やかに微笑んでいるのは、フランスからいらした新しいウーファーさん。

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フランスの大学院生で、論文にで日本の有機農業、特に米文化に注目してまとめたいということでうちにいらっしゃいました。今はまさにタイムリーなお仕事がたくさんなので、うちとしても遠慮なく汚れ仕事をしてもらっています。

昨年は一人悶々とやっていた地味な作業ですが今年は仲間と笑いの中で出来ることがなんとも嬉しい!
きっとお米もこのエネルギーですくすく育ってくれるでしょう。
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昨日は春の嵐が吹き荒れました。写真はその前日。小春日和で庭の桜が満開。今年は3月の末に相当冷え込んだので桜の開花が何処も遅れたようですね。この庭の桜は、確か我が家の建築中に植えたものですので5年ほど前でしょうか。それはまだ片手で軽く持てるくらいの小さな苗木でした。こんなに見事な花を咲かせたのは今年が初めてです。あんまり見事な木に成長したので、この日は桜の樹の下でお花見ランチとなりました。

その日のお仕事は翌日誕生日を迎える次男のバースデープレゼント作り。
今年のプレゼントは「ベッド」です。
今現在はお歳頃の長女を除いて家族全員変形川の字で雑魚寝状態です。しかし小学校に全て上がった3人の息子たちの私物で部屋が溢れてきたので、収納スペースも確保できる個人用ベッドの1号として作ることにしました。

材料となるヒノキは敷地内で伐採したもの。これまでは自作のチェンソー製材機での製材でしたが、とうとう本格的なバンドソー型のエンジン製材機を購入。カナダ製です。これでこれまでよりうんとラクに製材することができます。

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贅沢に10センチの角材をとりました。

部材の一つがあまりに重いので組み立ては子供部屋で。
次男が学校へ行っている間に次女と一緒に作業。4歳の次女は接着剤を塗る係。真剣に手伝ってくれてます。

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部材の刻みが正確であれば組み立ては簡単。
組み上がったすのこベッドがこれ。

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学校から帰ってきた次男は大喜びで早速布団を敷いて横になっておりました。
その晩は初めてのチーズフォンデュで晩餐。

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そしてデザートは恒例の妻手作りのバースデーケーキでニンマリ!

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誕生日プレゼントといっても「家具」のひとつです。私が小さい頃には当たり前に家にあったもので、ことさらそれに感謝することもありませんでした。家が出来たばかりの我が家には家具がまだ満足に揃っていません。父としては「誕生日」と理由をつけてただそのすべき仕事をしているだけなのですが、それでもこうして喜んでくれる子供達の純粋な心に感謝です。