FC2ブログ
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
moeteru1


夜中の大騒動でした。消防車が3台、レスキュー車1台に消防団の積載車も3台が駆けつけて静かな田舎の集落はもう大変な騒ぎになってしまいました。原因は我が家のボヤ。

おとといの夜、家族みんなが寝静まっている中、私もぐっすり寝込んでいたはずが、なんだか煙たくて目がさめると家の中がもう煙で充満。で、キッチンストーブの煙突が出ているあたりからはパチパチと木が燃える音。もう瞬間的に飛び起きて叫びながら消火用のホースを取りに外へ飛び出しました。

というのは、何がおきているのかは、普段頭の回転が遅い私にしては珍しく超高速診断ができたからなんです。原因は前日の夕方の煙突掃除。

その日、いつも使っているキッチンストーブの火をつけたら煙突の詰まりでストーブ本体の隙間から煙が漏れだしてきたんです。それでは家の中が煙たくなってしまうんで、無理を承知でストーブの火をつけたまま煙突掃除をしたんです。掃除は屋根の上に登って煙突のトップからワイヤブラシを突っ込んでこすります。普通ならこそがれたススは下に落ちますけれど、この時はストーブの火が付いているものだから、上へ吹き上げられてきてました。まるで火山の噴火のようにです。それに混じってちょいちょい火の粉も外へ出てきてたんですね。

我が家はご存知の通り、草屋根。古畳に雑草が生えているんですが、冬の間にその草はすっかり枯れていたんです。そこに火の粉が落ちてくすぶっていたということです。掃除をした時には全く火の手はあがっていなかったのでそのこぼれ落ちた火の粉に対しては何にもしませんでした。それが大いなる油断でした。

そのくすぶっていた火の粉が折からの強風で煽られて火がついたと思われ、まずは屋根を焼いてぽっかりと穴をあけ(写真右側の穴=ブルーシートがのぞいてます)、その火はベランダの上の屋根と妻壁を外側からゆっくりと焼いていたんです。丸太づくりの我が家、丸太はそうそう簡単に燃えるものではないんですが、家で一番太い棟木がしっかりと炭化してしまうほど焼けております。

moeteru2

運の良かったことに初めに燃えた屋根の穴が家の外の部分だったので家の内部はほとんど被害がありませんでした。逆に発見が遅れたということも言えますが、そこはもう不幸中の幸い。

それにあっぱれだったのは子供達。実はこの異変に一番先に気づいたのは小学3年の三男坊。煙で目が覚め、火事だとわかると冷静に隣に寝ている妹を起こしてハンカチを口に当てさせ、姿勢を低くして階下へ降りたということ。長男は、場所がわからずになかなか到着しない消防車を誘導するために通りへ出て、消防士を見つけるなり状況を端的に説明、スムーズに現場へ誘導してくれました。次男にあっては私が屋根に登り手持ちのホースで夢中で消化している最中に、作業がしやすいように長いホースを送り出してくれていたそうです。

今日はこれから警察と消防が来て現場検証を行います。火を起こした原因は私にありますから、私自身、学ぶことは多々ありますけれど、子供達にとっても非常に貴重な体験になりました。有事の際にいかに状況を判断して危険に対処できるかは年に1回の火災訓練だけではなんとかなるものでもありません。普段から自分の力で考えて行動することが身についていないといざという時には大人でもパニクるものです。うちの子供たちには全く感心してしまいました。

さあ忙しくなる田植えの前にこの穴をどう塞ぎましょう?

スポンサーサイト
hisabisa1

先週末、息子のラグビー仲間が遊びに来てくれました。
ちょうどいいタイミングで近所のおばちゃんから廃鶏を頂いたので一緒に食べることにしました。

うちには今、老鶏が9羽いるんですが、不思議なことにまだ卵を産んでくれています。その子達も同じように廃鶏としてもらって来たんですが、ここの環境がいいせいか、廃鶏とされてからも3年以上産み続けてくれています。そうすると、だんだん可愛くなって殺せなくなってしまいます。

鶏は集団を作って生きる生き物なので、新しく入ってこようとする鶏を排除します。それは見ていて残酷なほどで、多くの場合は仲間に入れなくて死んでしまいます。うちのように昼間放し飼いにしている状況ではなかなか難しいわけです。

そんな事情もあり、今回いただいた鶏はもういただいて来る時から卵のために飼うのではなく、もうその日のうちに締めてお肉をいただこうということにしました。

うちでの締め方は道路工事用のコーンの先っちょをカットしたものを逆さにぶら下げ、そこへ逆さにした鶏を入れて首を出し、頚動脈を切って放血するというもの。これは命を頂く作業の中で一番難しくて大事な所なので私の仕事です。この時はやはり気分のいいものではありません。でもこの嫌な思いを受け入れ無くしては肉を食べる資格はないというのが基本的な思いです。

放血が済んだあとは子供達の出番です。
60度の湯に45秒その体をつけたあとは羽をむしります。

hisabisa2

長男の友達(中央)は初めてなのにビビっていません。さすがラガーマンです。

hisabisa3

2羽いるので2チームに分かれての羽むしりです。
それが終わったら内臓を取り出します。

hisabisa4

長男はこの仕事が好きです。お尻の方から手を入れて内臓を掻き出すのは大人の手では大きすぎてうまくいきません。実際、私がやった1羽は内臓が取りきれてなくて丸焼きにした時に焼かれた内臓が食卓の上に出て来てしまいました。

この晩は1羽はオーブンで丸焼き。もう1羽は部位に解体してフライパンで塩焼きにしました。

hisabisa5

写真嫌いの長女が一生懸命丸焼きの鶏にナイフを入れているのでこっそり盗撮。

hisabisa6

生まれて初めて動物を殺して命を頂いた彼。感想は「昨日のビザよりうまい!」。会心のナポリピザを食べさせた私としてはちょっとショックな言葉でしたが、それだけ命の重みを感じてくれたものと解釈。それはそれで嬉しかったです。自分の命が他の命に支えられて生かされていることを胃袋で感じてくれたことでしょう。
honnbann1

 燃焼実験も無事にクリアし、ついに本番のピザを焼いてみました。
 生地のレシピはネットで検索。本当はイタリアで栽培されたピザ用の小麦粉を使うといいんですが、今使っている九州産の小麦粉のおよそ2倍の価格なので、とりあえず初めのうちはいつも使い慣れている粉で頑張ることにしました。

 パンの配合との大きな違いは、砂糖を入れないこと。入れるのはイーストと塩と水だけ。イーストの量はパンよりもはるかに少なくして発酵に長時間かけるのが、あの薄くてビヨーンと伸びる生地の秘密です。生地のこね方も、グルテンが切れないようにあまり引き伸ばさずに空気と共に拳で押し込んでいくのがポイント。

 ですからいつもパン作りに使っている電動パンこね機は使わずに手ごねで頑張りました。ピザは子供も大好きなので、生地作りから参加。夕方のピザパーティーに向けて早朝からの生地仕込みです。

honnbann2

長男の次は次男も頑張りました。私も含めて3人の男が代わる代わる20分間こね続けます。

honnbann3

1時間一次発酵させてから分割します。分割した生地は箱の中でゆっくり二次発酵させます。

honnbann4

その間に三男は雪降る外でピザ窯のための薪割りです。あんまり長い薪は窯に入らないので少し短めサイズにします。
三男が割ってくれた薪で本番の火入れです。火入れはピザを焼く2時間前です。

honnbann5

燃焼実験の時は温度が測れなかったので、Amazonでオーブンメーターを探したんですが、どれも300℃くらいまでしか計れないものばかり。それもそのはずで、普通400℃以上で焼くような料理はありません。400〜500℃測れるものは特殊なのですっごく高いものか、もしくはとても質の悪そうな中国製ばかり。諦めかけたところ、そういえば薪ストーブ用の温度計がありました。けれどそれは外からマグネットで装着するタイプ。中に入れたら壊れちゃうかなあと思いながらも、仕組み自体は内部用のオーブンメーターと同じようなので試してみることにしました。

マグネットで本体に貼り付けるタイプのものなので自立するようにこんなものを作り、

honnbann6

くっつけるといい感じ。

honnbann7

火入れから1時間半でこの温度。

honnbann8

ついにナポリの温度をクリアです。しつこいようですが、ナポリピザは400〜450℃でなければ焼けません。これでこの手作り窯もお墨がついたわけです。

窯の準備ができたところで小道具の紹介。

honnbann9

両方ともピザピールというものですが、右のは木製でピザパドルとも呼ばれます。窯の中にピザを投入するときに使います。左のものは回転ピールとも呼ばれ、中でピザを回転させたり、焼けたものを乗せて取り出すのに使います。当然両方とも手作りしました。

このピザパドルですが、生地を乗せる時にはこんな風に調理台に橋渡しにしてセットします。

honnbann10

ナポリピザの生地は薄くてのびのびなのでトッピングした後には打ち粉をして滑りやすくしたこのパドルの上に滑らせるようにして乗せるのです。ですから調理台の淵にはパドルを引っ掛ける為の出っ張りが打ち付けてあります。

その柔らかい生地を薄く伸ばすためにはべたつかない調理台が必要になります。大理石がベストと言われてますが、大理石はやっぱり高い。そこで表面がつるつるのキッチンパネルを流用した調理台も作ってしまいました。

honnbann11

これで本物のナポリピザを焼くための準備は全て整ったところです。

で、朝に仕込んだ生地は7時間後にはちょうどいい具合に発酵しました。夕方のピザパーティーの第一弾はベーコンピザ。チーズとベーコンだけのシンプルなものです。緊張して生地を伸ばしてトッピングしているところは撮り忘れたのですでにピザは窯の中。

honnbann12

薪の炎で照らされたピザがあっという間に焼けていくのが見えます。数十秒でチーズがふつふつと煮えたぎってきます。縁の生地が美味しそうな焦げ色になってきます。

honnbann13

ちょっと暗くてうまそうに見えないのが残念ですけど、なかなかいい出来です。
生地の縁が斑点状に焦げ色がつくのは高温の窯で焼いたためです。普通のオーブンではムラのないきつね色になるのでこうはなりません。これがナポリピッツァの証と言えます。

この日の本番はとりあえず大成功。これまででは最高のピザの出来になったのは間違いありません。窯の性能も問題なし。あとは材料と腕です。材料うんぬんを言う前に腕を磨きたいと思います。この世界のプロは職人です。何年も修行をして一人前になれる世界ですから、私も精進していきます。

この日、朝から仕込みの手伝いをしてくれた息子たち。パーティーの最後に、明日のお弁当にと自分で焼いてみました。

honnbann14

honnbann15

私の見まねで難しいピールもそれなりに使いこなしてました。筋がいいのは私似でしょうか?
nensyo1

本体のモルタル作業を終えて2日後、待ちきれずにちょっと小枝を燃やしてみました。
本当はモルタルが完全に硬化するのが1週間くらいでしょうからそれを待ったほうがいいんですけど。

美しい火です。
本体のモルタルをあまり加熱したくないのでこれくらいの量の小枝にとどめておきました。

空気の流れも良さそうだし、ほんの少しの火でもほんのりと窯の内部が温かくなり、しかもそれが数時間経っても持続していることにびっくり。蓄熱+断熱能力はとても良さそうです。

そしてその翌日(窯完成から3日後)、今度はもうちょっと温度を上げるてみることにしました。

nensyo2

杉や雑木の薪を入れてしっかり燃やすと、窯の温度はどんどん上がっていきます。
するとまず前面パネルの仕上げに塗った漆喰の壁面からモウモウと水蒸気が上がってきました。固まってはいたものの、まだ大量の水分を含んでいたのでそれが熱せられて蒸気が出てきたのです。さらに本体の上部からも水蒸気が。これは鉄釜の上に盛った大量のモルタルの水分です。

nensyo3

モルタルはある程度硬化してるので、窯全体を乾燥させるために、この日はトップの板と石膏ボードを取り除いて火を炊き続けることにしました。

1時間を過ぎた頃から時折ピシッという聞こえてきました。鉄釜の膨張に追いつけずにモルタルにひび割れが入る音です。けれどこれは想定内。もしモルタルだけの構造だったらドーム本体の崩壊に繋がるのでまずいんですが、鉄釜のおかげで心配はありません。

しかしそれからさらに温度が上がっていった頃、ひときわ大きなビシッという音が響きました。

nensyo4

炉床の石が割れてしまいました。右奥の一番大きな石に1本大きな割れの線が入ってます。やはり大きな1枚板なので割れやすかったんでしょう。ですが、これも石の下にぎっちり灰が詰まってるので陥没することもなく、このまま使用しても問題なさそうです。

ただ気になったのは煙。

漆喰からの水蒸気がやや落ち着いてくると、窯の中かから煙突へ排煙されずに手前へ漏れ出してくる煙がコンスタントに出てくることに気づきました。

冷たい空気は前面入り口の下からで、温められてドームの天井をなめた熱気は前面に戻りながらも煙突から上へ出て行くはずだったんですが、少なからず入り口の上部から漏れてきてしまっていたのです。屋外での使用ならばなんの問題もない程度ですが、室内ではこれだけでもけっこう煙たくなってしまいます。

nensyo5

そこで入っていく空気と出る空気がぶつからないように整流板を作ることにしました。
理屈はこういうことです。

nensyo8

作業場にあった鉄板のストックから切り出して折り曲げました。

nensyo6

ピザの出し入れに邪魔にならない高さを確保しつつ、内部からの排気を全て煙突に導くアイテムです。
窯に設置するとこんな感じです。

nensyo7

あえて煙を作って効果を確認してみます。
全く前面からは煙が出てくることなく、全て煙突へ吸い込まれていくようになったのがわかります。大成功です。
この整流板は高さのある大きなパンを取り出す時などには取り外せるようにしてあります。パン焼きの時には基本的に熾火で低い温度にキープするので煙の心配もありません。

この日は10時間にも渡って火を焚き続けて鎮火。連続燃焼でも本体の外壁部が燃えるような熱さには全くならず、耐久性は確認できました。肝心な窯の内部温度ですが、温度計がないので何度まで上がったかは測れませんが、素手を突っ込んでみると1秒が限界なくらい(かなりアバウト)まで熱くなりました。経験的には、1分くらいでピザが焼けるんじゃないかなあという予想。

次回はいよいよ実際にピザを焼いてみます!
pizza1

今朝からまた雪です。
少し前に降った雪が溶けずにまた雪なのでかれこれもう10日間以上雪景色です。
この冬は、私が米作りをやっている地区で、農地を地区ごと全部、獣除けのフェンスで囲うという仕事があるんですが、この雪でその作業も中断しています。私はその合間に、ここぞとばかりにやりたいと思っていたピザ窯作りに着手しました。

これまではいつものクッキングストーブについているオーブンで焼いていたんですが、それは薪を使っているといっても直接火にあたるわけではなく、温度も300度までが限界です。日本ナポリピッツァ職人協会では窯の中の温度が450度必要と言っています。温度が低いと焼きあがったピザ生地は外はカリッと中ふっくらになりません。薄く伸ばしたパンのような食感になってしまいます。ですので、これまで焼いていたピザはいくら美味しいと言ってもナポリピザとは呼べないんです。

日本のDIYパパがよくやるのは贅沢な総レンガ作りのガーデンタイプ。レンガを使うというのはもちろんリアルに近づく重要アイテムなんですが、レンガだけでうん万円。しかも屋外ではこんな冬の寒さではとても楽しむ気になれない。我が家のピザパーティーは夜やることが多いので、暗い中に屋外作業というのもきつい。

で、今回のナポリピザを焼くためのピザ窯作りのコンセプトは、チープでそこそこリアル
さらに、屋内設置で年中楽しむ

屋内にピザ窯を設置するためには、当たり前だけど煙突が必要になります。それがネックで、いくらピザ好きと言えども屋内にピザ窯を作るパパはあまりお見かけしないんですが、うちにはそもそも初めから煙突が2本もついています。その既存の煙突に合流する形でピザ窯からの煙突を繋げる計画です。煙突の一つはリビングルームの薪ストーブ用で、もう一つは台所のキッチンストーブ用。調理のことを考えると、当然台所の方が利便性がいいということで、設置場所は台所。しかもキッチンストーブのすぐ横に絶妙な空間があったのでそこに据付けることにしました。

ピザ窯本体は焼く作業のことを考えると、炉床は立って覗き込める高さが必要。その炉床の下には薪を収納する棚を作ることにしました。

これがその土台。すでにピザ窯本体となる部分は壁だけ立ち上げてあります。

pizza2

薪の収納にうちでいつも使っているりんご箱がそのまま4つ入る棚です。
上段の左側には焚き付け用の紙、右側には小枝。

pizza3

下段は引き出しになっていてさらに重たい薪の箱が2つ入ります。

ここまでの土台部分の材料は全て廃棄処分の足場板。建設現場で不要となったゴミです。とある筋からこの板を頂いてストックしてありましたので、材料費はほぼタダ。

で、肝心のピザ窯本体の構造ですが、メインのドームには外に打ち捨ててありました鉄の大鍋。それをモルタルで覆い、灰で断熱するという計画。

pizza4

まずはこれが外枠。両サイドと背面を立てます。これも廃棄足場板を使用。

pizza5

次に石膏ボードを敷きます。これは足場板が燃えないようにするためと、板の隙間から断熱用の灰が漏れないため。

pizza6

その上にサイコロというコンクリートの塊を置きます。これは炉床になる石板の土台です。サイコロの高さは4センチで、この厚みのぶんだけ断熱材となる灰が入ります。

pizza7

石板はハンズマンで買ったインド産の天然石。厚みは2センチ。レンガなんかで作る人が多い炉床ですが、底をできるだけフラットにしたかったのでここは贅沢しました。それでも全部で4千円弱。これが炉床の蓄熱部になるわけですが、蓄熱体としてはレンガの方が大きい。でも蓄熱体が大きすぎると暖まるのにも時間がかかる。ほどほどの蓄熱体にがっちり断熱というのが今回の狙い。

pizza8

石板を仮に敷き詰めてみたたところ。右手前だけ色が違って見えますが、全部同じもの。右奥はその4枚分の大判。左手前は2枚分の中判。左奥にも(色がおんなじで区切りが見えませんが)中判が縦に入ってます。サイズはバッチリ。

pizza9

石板をいったん取り除いて、サイコロの高さまで灰を詰めます。

pizza10

メインの躯体の下部構造です。ここは家にあったレンガを9個使いました。モルタルで固定してます。

pizza11

メイン躯体の上部の鉄釜です。排煙と、作業のために前面をアーチ状にカットしてあります。

pizza12

フロント部分のアーチもレンガで組みます。トンネル状にするために型枠をベニヤ板で作りました。

pizza13

型枠のポイントは組む時より、取り外すことを念頭に作ること。そのために、モルタルが枠の板からはがれやすくする専用の剥離剤もありますが、これは小さいのでガムテープで覆いました。もうひとつ、板を下に1枚噛ませて組む。外すときはこの板を引き抜いて型枠本体を下へ叩き落とす。これは仕事で大きな型枠を作った経験から学んだことです。このコツを知らないで大がかりなコンクリート物を作った場合、どうしようもなく苦労することになります。

pizza14

前面にパネルを立てます。コンパネは使わない主義なんですが、ここは構造上コンパネがベストだと判断。

pizza15

サイドと背面には防火用の石膏ボードを貼ります。

ここまで作ったところで、ようやく注文していた煙突がやってきました。
ホンマ製作所のハゼ折りシングル煙突(いちばん安いやつ)120mmです。同じハゼ折りのシングルはホームセンターでもあるんですが、どうも製造元が違うらしく、もうひとまわり安っぽい。ステンレスの質と厚みが微妙に違うんだろうと思います。

pizza16

これをフロントのパネルに固定。ちゃんと固定しとかないと煙突設置の時にぐらついてすっぽ抜けたりしますからね。固定金具はひとまわり大きい150煙突用のサイズのがあったのでそれを半分ずつにして無理やり抱き合わせました。それでしっかり締め上げたおかげで柔らかいこの煙突は扁平に潰されてますが、それも想定内。煙の吸い出しには横広がりの方がいいんではないかなあという狙いです。

pizza17

煙突がつきました。サマになってます。

pizza18

煙突の下部とレンガの隙間をモルタルで埋めます。ついでにレンガとコンパネもモルタルで固定。

pizza19

ついで重要なメインの蓄熱部。ここにはパーライトモルタルを使用。パーライトモルタルと言っても、そんな製品があるわけではなく、園芸用のパーライトにセメントと水を混ぜて練り上げたものです。今回使用したパーライトは50Lひと袋程度。ホームセンターで千円くらい。これは真珠岩を焼成したものらしく、非常に軽量。まるで天然の発泡スチロールみたいです。硬化した後も微細なエアルームを多く含むので蓄熱体としては最高です。

pizza20

さらに固まる断熱材としても優れているので煙突周りの断熱兼固定役としても使用。

pizza21

厚み4センチほどのパーライトモルタルでメインの躯体を全て覆いました。

pizza22

パーライトモルタルがある程度硬化するのを待つ間に煙突をつなげてみました。
左の煙突は既存のキッチンストーブの煙突です。そこにつなぎ込んでいます。
キッチンストーブの煙突は屋根を貫く直出しなので、合流部はTジョイントを横向きにした部材が必要です。しかし煙突の場合は一つの暖房器具に1本の煙突というのが基本であって、メーカー的に例外は許されないようです。というのは、2つの器具を繋ぐと、使わない方の器具からもエアを吸い込み、燃焼している器具のエアの吸い込みが悪くなるからです。それは確かに納得。ですが、そこは使わない器具の煙突を何かで塞げばいいだけの話なので大丈夫。

そんなわけでTジョイントなんてものはないので通常のL字ジョイントを流用することにしました。これがちょっと不安の種。うまいことハマるといいんですが。

pizza23

今回購入したのはハゼ折りタイプ。キッチンストーブの煙突は溶接シングル煙突で、ワンランク上のタイプ。メーカー的には互換性はないとのこと。ですがそこはやってみないとわかりません。このジョイントの上側は二重煙突のアダプターが来ていて、オスなのです。本来蓋になっているLジョイントの閉鎖部を差し込むとぴったり。下側は本来のオスなので、溶接シングルのメスを差し込むと、これまたぴったり。で、ピザ窯本体に繋がる右側はメスとなり、ここからはハゼ折りシングルが問題なく続いていくことになりました。長さの調節は、ロングの直筒を適当な長さでカットして対応。今回購入した煙突代送料込みで7千円弱。まあ一番コストのかかった部分ですね。

煙突のつなぎが無事に済んだ後は本体の仕上げ。パーライトモルタルが固まった窯と外箱の間の空間を全て灰で埋めます。

pizza24

相当な量の灰が入りました。これまでストックしてあった灰をほぼ全部使い切りました。燃えない断熱材というのはなかなか頭を悩ませるものですが、灰というのは我ながらにとてもいい思いつきでした。しかもコストゼロ円なり。

pizza25

灰の上部を均して防火用の石膏ボードを載せます。これは固定しません。メンテナンスのためです。

pizza26

その上に板を載せてほぼ完成。これも固定はしません。

仕上げに、正面のパネルを漆喰でお化粧。さらに付属品として扉も作ってみました。

pizza27

これが完成形です。なかなかのいい雰囲気に仕上がりました。次回は燃焼実験です。

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。