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無農薬でのコメ作りのポイントは何と言っても雑草をどう抑えるかということです。これまでに何度も実績を重ねてきたチェーン除草ですが、今年もまたバージョンアップしてみました。

昨年までは長いチェーン1本を横に張った仕様でした。巷にはたくさんの短いチェーンをすだれ状に縦配置したものの方が人気があるようです。両方やってみなきゃどっちがいいか分からん、ということで今年は縦仕様を作ってみました。

それが1枚目の写真です。
角材は30×60mm、長さが185cm。6条仕様となります。
チェーンはmonotaroで購入した「雑用チェーン」。9mmの太さのチェーンで、長さ30mものが3690円(税別)とかなりお得。商品レビューを見ると、他にもチェーン除草用に購入している方もいらっしゃって、この用途としてはベストではないでしょうか。

このチェーンをどの長さでどのピッチで配置するかということが大きな問題なんですが、あまりピッチを詰め過ぎても重量過多になりますし、長過ぎてもまた重くなります。とりあえずピッチ5センチ、長さはリング8個分ということで決定。これでチェーンのみの重量は6キロ弱になる計算です。これなら重すぎることはなさそうです。

フレームの角材への取り付けも一番簡単な「また釘」を使用。チェーン1本にかかる引き抜き力はたいしたものではないのでこれで十分。

これが全容です。

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このもの自体はなんの変哲も無いチェーン除草機なんですが、今回の目玉は実はこちらの方。

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ウーファーさんの右手に持っているのが棒につけた滑車です。
チェーン除草機の最もシンプルな使用方法はロープを付けて人間が田んぼの中を引きずり歩くというもの。私もこの何年かこの方法でやってきました。そのエネルギーに化石燃料を使ってラクしたい人は田植え機で引っ張ったりするものもあるようで、ネットで調べるとそんな工夫が色々出てきます。

私の場合、できるだけ土壌をかき乱したくないということと、ラクに人間が引っ張れる方法を、ということで考えた挙句、この極めて単純な滑車方法を思いつきました。林業では伐採した丸太を搬出する際、ワイヤを引っ掛け、ウインチなどの動力を使って引きずり出すのを「架線集材」と言います。そこからヒントを得ました。

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原理としては簡単。除草機本体にはカラビナで細くて長いロープがつながります。このロープは理論上は田んぼの最長辺の長さが必要です。ロープの行く先は対岸の滑車です。この滑車は先端を尖らせて地面に突き刺せるようにした固定棒につなげてあります。ロープはこの滑車を通ってハンドルにいきます。このハンドルを人間が持って歩きやすい畔の上を歩くというものです。

この日(5/21)は第一回目のチェーン除草。この新型除草機の試運転です。

除草機本体を田んぼの端にセットした後は対岸に行って目標地点に滑車固定棒を突き立てます。

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動力となる引き役の人間は滑車のすぐそばから歩き出し、除草機をセットした対岸に向けて歩いていきます。

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引っ張り役の人間は、自分が引いている除草機本体と途中ですれ違うことになります。はたから見ているとまるで無人の除草機が船のように自走しているように見えて愉快です。

動力となる人間も意外に軽い力で引っ張れることにびっくりです。なにせ足元が泥にとられないので疲れが全然違います。フランス人の若いお姉さんも笑顔です。この後、小学2年生の息子もチャレンジしましたが、彼でも引っ張れました。

この日、3反の田んぼ全体をこの除草機1台で除草しましたが、所要時間は2時間。除草機本体のセット役1名、滑車棒保持役1名、引き役1名の3人体制で行いましたが、最低2名でも運用可能です。

この滑車使用のチェーン除草システムは大成功でした。後は除草効果の問題。
除草当日は水が濁って確認できないので翌日除草効果を見てみました。

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チェーンの通った後は真っ直ぐなラインが見えますが、そのラインの間は泥があまり動いていないようです。これだとそのエリアはいずれ雑草の種が発芽してしまいます。

そこでチェーンの間を短いチェーンでつないでみることにしました。

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それを翌日さっそく試してみました。

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するとその横方向に追加したチェーンが泥中にすき込んであった固形物を引きずり出して絡みついてしまいました。これだと稲にもダメージがありそうなのですぐに却下。

やはりチェーンは縦方向のみの仕様に戻し、改善策としてチェーンのピッチを小さくすることにしました。これまでは5センチピッチだったので、間に1本追加し、2.5センチピッチとしました。すると重量過多になってしまいそうなので、これまで8リングの長さだったチェーンを5リングに短縮化して重量増を最小限に抑えることにしました。

4日後に行った第2回目の除草時にこれを試したところ、結果は上々でした。

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これだけ密なピッチでチェーンが並んでいるのでほぼ泥の掻き残しもなさそうで、5リングという長さのチェーンでも泥の搔きあげ力は十分のようです。

このあと3回目の除草を行い、今シーズンのチェーン除草は終了。植え付け後50日が経過した現在、水管理ができている部分に関しては基本的に除草大成功。うっかり日差しの強い日に日干ししてしまった田んぼはヒエが出てしまっているので今ぼちぼち手抜きしているところです。
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昨日ようやく田植えが完了しました。
始めたのは土曜日。
前日には大雨が降っていましたが、この日は午後から快晴。
田植えの初日は家族仲間総出での手植えでスタートしました。

手植えで植えたのは、今年初挑戦のもち米。
「今年の年末はみんなで餅つきして美味しいお餅をいっぱい食べようね!」とハッパをかけて頑張ってもらいました。

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うちのおチビちゃんもママから初めての田植え指南を受けています。
ちょうどこの頃田植えデビューを果たしたうちの長女はもう手植え9年目。何にも言わなくても淡々と動いてくれます。

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米作りをお勉強中のウーファーさんもにこやかに初体験。

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小学4年生になった次男は余裕の笑顔。

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うちのおチビちゃんは楽しいお仕事を発見!発泡スチロールの船に乗せた苗を運んでいます。

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マロちゃんの娘は温もった泥湯に浸かってます。

この日に植えた餅米の面積は2畝(この漢字「せ」と読みます)。田んぼでは今でも昔ながらの単位が使われてます。10畝が1反(「たん」)になり、10反が1町になります。1畝はおよそ100㎡ですので200㎡を手植えしたことになります。お昼ご飯の後にゆったりと始めたみんなの手植えは3時間ほどで無事に終了。

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今年の総植え付け面積は約3反なのでこの10倍以上を定植しなければなりません。
で、この後は機械の出番です。

写真撮り忘れましたが、使ったのはイセキの古い6条植え乗用型田植え機です。6条はうちの小さな田んぼでは大きすぎるサイズなんですが、借りられる機械がこれしかないので仕方ありません。
しかしこの田植え機がうまくいきませんでした。

車輪の轍で土がボコボコになるし植えた苗は抜けて浮いたりまっすぐ刺さらずどこそこ向いたりです。
せっかく育てた苗もなんだかとても可哀想なことになってしまいました。
その修正作業に何倍もの時間を費やすことに。これならいっそ初めから手植えでやったほうがマシだったなあ、と思えるほど。

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これでも修正作業の後です。面積が広いので全ては完璧に修正しきれません。

原因はいくつか考えられます。

その1、代掻き不足。泥がまだねちっこくて轍が残り、植え付け部分の穴も塞がらない。
その2、苗の根はり不足。薄まきに加えて発芽率も低かったので箱全体に回った根が少なくてマット状にならない。これでは機械にセットした苗が不安定になり、掻きとった時にまっすぐ土に刺さらないことになるようです。

無農薬栽培では苗の1本1本を太く頑丈に育てることが大事ですが、それと機械とはどうも相性が悪いということがわかりました。来年からはこのあんばいをどう調整させていくかが課題です。

この6条植えの機械で散々な目にあった直後、4条植えの歩行型田植え機を借りられることになり、3日目からはそれを試してみました。
歩行型のメリットは車重が軽いこと。
そのため車輪も小さく、土にかかるダメージが少なくて済みます。

これが当たり。
機械が通った後の轍は目立たず、足跡も抜き足差し足で気をつければ目立ちません。そのせいもあり、苗の定着もいいです。

なにはともあれ丸4日間をかけて今年の田植えは終了。
次の週末からは除草作業に入ります。
今年も昨年同様のチェーン除草ですが、現在改良型を製作中です。乞うご期待!
2017.05.12 田植え間近
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今年の苗は昨年よりも良くできてます。
品種は3種類。
一つは昨年も作った「イセヒカリ」。これは毎年伊勢神宮に奉納される品種だそうですけど、誰がどこの田で作っているのかはわかりません。でも、種もみの通販サイトで売られているもので、比較的原種に近く、病気にも強いということでこれを選んでいます。無農薬栽培にも適しているということもあり、今年も続行。

次は「ハッピーヒル」。一昨年にいもち病にひどくやられたブログ記事を読んだ読者の方に善意で頂いた種もみが昨年実り、今年は全体の半分がこれになります。今は亡くなられた自然農法の父、福岡正信さんが長年かけて作られた品種です。

そして今年新たにチャレンジするのが餅米です。基本は正月の餅つき用。なのでほんの少量。うちは大小合わせて9枚の田んぼがあるので、小さい田にみんなでワイワイ手植えするつもりです。

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これはその中のハッピーヒル。かなりの薄まきで、中苗まで大きくしています。今は平均15センチくらいの背になっています。根元の茎も太くて立派です。色もいい。ただ成長にばらつきがあるので、小さい子でも植え付け後に水没しないくらいに育って欲しいです。

その定植は今週末に予定しています。
田んぼの最終準備として昨日と一昨日の2日間をかけて仕上げの代掻きをしました。
今年は近所に引っ越してきてくれた農家仲間のマロちゃんと共同作業してます。

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マロは飲んべえですが仕事はがっちりやります。メリハリのある頼れる男です。彼にはやはり小さい二人の子供と奥さんがいますので、今年は頑張って2家族分の収量を目指します。

泥の中で穏やかに微笑んでいるのは、フランスからいらした新しいウーファーさん。

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フランスの大学院生で、論文にで日本の有機農業、特に米文化に注目してまとめたいということでうちにいらっしゃいました。今はまさにタイムリーなお仕事がたくさんなので、うちとしても遠慮なく汚れ仕事をしてもらっています。

昨年は一人悶々とやっていた地味な作業ですが今年は仲間と笑いの中で出来ることがなんとも嬉しい!
きっとお米もこのエネルギーですくすく育ってくれるでしょう。
2017.05.08 屋上ガーデン
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このGWにやっておきたかったったことが、玄関部分の屋上ガーデン造りです。
ようやく暖かな天気が安定して、久々にウーファーさんもきてくれています。玄関部分の増築はほぼ1年前に終わっていたんですが、家の顔とも言えるこの部分の仕上げがまだでした。

この部分、屋根材にはアスファルトルーフィングの下地に、ロール状のアスファルトシングルを打ち、合わせ目にはシングル用の接着剤でシールしてあります。傾斜は緩いですが、土を載せる部分はほとんど軒なので万が一漏水してもさほどダメージはありません。
土留めには丸太を置き、その内側に畑の排水に使うネトロンパイプを設置。それを砂利で抑えました。土の下には雨水が貯留せず排水されやすいように木質チップを撒きます。木質チップといっても、薪割り場に堆積していた細かい木の破片を掃除がてら集めたものです。その上に畑の土をのせました。

種はホームセンターで買ってきたクローバーとミックスフラワー各1袋です。
それを混ぜてまんべんなくばら撒きしました。

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種の量は十分あったんですが、この翌日、ちょっと欲が出て今度はタンポポの種も撒いてみました。
ちょうどこの時期、すでに綿毛になっているタンポポが家の周りにたくさんあったので子供達に取ってきてもらい、みんなでワイワイ2回目の種まきといきました。

調べてみると、タンポポは春になると咲くんですが、花が咲いている期間は意外と短くて、7日から10日だそうです。そして花が落ちてから一ヶ月後に綿毛付きの種を持つようになるらしいです。ですから、この種が順調に育てば、来年の3月末から4月の初めにかけて1面のタンポポ畑になる予定です。

クローバーの開花時期は4月から7月なので先陣を切ったタンポポの花に続いて今度は真っ白いクローバー畑になり、夏の盛りには順次ミックスフラワーの花が咲き踊るというシナリオです。これから毎年春が余計に楽しみになります。

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昨日は春の嵐が吹き荒れました。写真はその前日。小春日和で庭の桜が満開。今年は3月の末に相当冷え込んだので桜の開花が何処も遅れたようですね。この庭の桜は、確か我が家の建築中に植えたものですので5年ほど前でしょうか。それはまだ片手で軽く持てるくらいの小さな苗木でした。こんなに見事な花を咲かせたのは今年が初めてです。あんまり見事な木に成長したので、この日は桜の樹の下でお花見ランチとなりました。

その日のお仕事は翌日誕生日を迎える次男のバースデープレゼント作り。
今年のプレゼントは「ベッド」です。
今現在はお歳頃の長女を除いて家族全員変形川の字で雑魚寝状態です。しかし小学校に全て上がった3人の息子たちの私物で部屋が溢れてきたので、収納スペースも確保できる個人用ベッドの1号として作ることにしました。

材料となるヒノキは敷地内で伐採したもの。これまでは自作のチェンソー製材機での製材でしたが、とうとう本格的なバンドソー型のエンジン製材機を購入。カナダ製です。これでこれまでよりうんとラクに製材することができます。

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贅沢に10センチの角材をとりました。

部材の一つがあまりに重いので組み立ては子供部屋で。
次男が学校へ行っている間に次女と一緒に作業。4歳の次女は接着剤を塗る係。真剣に手伝ってくれてます。

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部材の刻みが正確であれば組み立ては簡単。
組み上がったすのこベッドがこれ。

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学校から帰ってきた次男は大喜びで早速布団を敷いて横になっておりました。
その晩は初めてのチーズフォンデュで晩餐。

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そしてデザートは恒例の妻手作りのバースデーケーキでニンマリ!

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誕生日プレゼントといっても「家具」のひとつです。私が小さい頃には当たり前に家にあったもので、ことさらそれに感謝することもありませんでした。家が出来たばかりの我が家には家具がまだ満足に揃っていません。父としては「誕生日」と理由をつけてただそのすべき仕事をしているだけなのですが、それでもこうして喜んでくれる子供達の純粋な心に感謝です。